ありがとうございました | KUDANZササキゲン「散文と音楽」

KUDANZササキゲン「散文と音楽」

ササキゲンのソロプロジェクト KUDANZ(クダンズ)の日記



KUDANZ合奏、5年半振りのワンマン、仙台東京の四日間が無事終了しました。

ここまで支えてくださった皆さんに、心の底から感謝しています。

この写真のみんなの、憑き物が落ちたような顔、特に前二人は何故手と手を取り合っているのでしょうか。

末っ子6人で頑張ってきた時間が確実に報われる四日間でした。


最終日演奏しながら、今までの色んな事を思い出していました。

頭の中に浮かぶ景色を口や楽器に込めると、するするとそれが自分の身体から出ていくような不思議な時間でした。

この時間のために、これを感じるために色んな思いをしてここまで歩いてきたんだなと感じることができました。


僕の作る曲には、決められたジャンルというものがなく、その時その時の感性の赴くままに歌を作ってきたので、ひとつのジャンルを突き詰めていくような求道者のタイプではなく、大きな音楽という渦の中で、その時々で心の形にあったものを見つけていくスタイルなので、時に一貫性が無く捉えられたり、どのジャンルの中にいても居場所を見つけられない時間がとても長かったですが、今、この6人が集まった事で、数多増えていくであろう垣根を取っ払って、その時鳴らしたい音で心象風景を表現していくという、自分が描いていたバンド像を体現することが可能になりました。

これは他のメンバー5人それぞれが、それぞれの好きな音楽を探究してきてくれて、他のジャンルに対する理解を持ってくれていたからだと思います。


バラバラがまとまるのはとても難しいからこそ、今他には無い美しい世界がKUDANZ合奏には確実に存在していると自信を持って言えます。


同じような志を持った音楽家達と、共演したりイベントを作る事がいつか出来たらいいなと思います。


37歳、これまでの人生を取り返すような素敵な音楽家に出会って、バンドのテンションもとても良い。

これからどうやったら6人でこの音楽を続けていけるのか、ライブが終わってからそんな事をずっと考えています。

達成感と終わってしまった喪失感、無い頭で先の事を考えています。

良いアイデアがあったら教えてください。

手伝ってください笑