クラシック流れて | じつはぼくのくぼはつじ

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老いを認める日々のブログ

    上等なクラシック音楽を子守唄がわりに育ったわりに、わたしは上等とは言えない部類の人間になった。と書けば、妙に納得して「んだんだ、よう分かっとるやんか久保の野郎!」と頷く方も多かろうと思うが、残念ながらわたしが上等な人間でなかった期間は短く14歳からの3年間だけである。その間、わたしはグレたのである。ほぼほぼ鑑別所行きのような暮らしを送っていた時期もあり、周囲をハラハラさせもしたのである。

    そんなわたしが立ち直ったきっかけが、クラシック音楽だった。と言ったら出来過ぎかも知れないが、三鷹駅南口前にあった第九書房という書店で働き出してから徐々に上等な人間になり今に至っている。^_^


 「第九書房」は書店名が暗示する通り、バックグラウンドミュージックにクラシック音楽の流れる店だった。

    子供の頃馴染んだ音楽が荒んだ心を癒したせいか、わたしは少しずつまともな生活に戻って行った。