迂闊なわたし | じつはぼくのくぼはつじ

じつはぼくのくぼはつじ

老いを認める日々のブログ

考えてみれば当たり前なんだけどね〜(尻下がり)、考えてみたことが無くて不思議におもっていたことの謎が解けた!

アイスコーヒー、関西の友人達は’’冷(レイ)コー’’って言ってたけど、ひょっとして今は死語?

……で、その冷コーじゃなかったアイスコーヒー、女房が作ってくれるのは凄く冷たくて自分が作ると冷たくないの、同じくらいの量の氷を入れておんなじように作ってる筈なのに女房のはギンギンに冷たく、わたしが作るといまいち温(ぬる)い……。

言葉に表さないで何十年も不思議におもっていたのは朝っちゅうか昼、起抜けにしかコーヒーを飲む習慣がないものだから聞くのも面倒でほっといた。

その謎が数日前、解けた!

テキは秘密兵器を持っていた!

それは……

……

マドラー!!

あのカクテルなんかを作るときのかき混ぜ棒ね、あれで氷を入れてコーヒーを入れたグラスを、カチャカチャシャカシャカ三十秒位かき混ぜてやんの、俺に内緒で!

えっ?え〜〜〜〜っ!?

「いつもしてた?」
「なにが?」
「そのカチャカチャ」
「カチャカチャ?」
「棒で、まぜまぜ」
「?」
「マドラーで、混ぜるの……」

「いつもしてたわよ、いくらあなたのでも指で混ぜるわけいかないでしょ」

「……」

「なによ?」

「いや……その、なんで混ぜるのかな〜とおもって」

「?」

女房の目付きが変った。

トラの尻尾を踏んでしまったのか?


「いや……あの、その」

「なんでって、混ぜなきゃ冷たくならないでしょ?」

「えっ……そ、そうなの?」

「そうなのって、氷は溶かさないと飲み物は冷たくならないでしょ?」

「……」


女房は一瞬、宇宙人か何か得体の知れないものを見るような目をわたしに向けてから、「どうぞ」と言ってアイスコーヒーのグラスを手渡した。

ギンギンに冷たい。


やっべ〜〜っ!

わたしはその時まで、グラスに氷さえ入れれば飲み物は冷たくなると思っていて、混ぜるという発想は少しも無かった。麦茶も水も、氷を浮かべて「よし、出来た」と満足して飲んでいた。


迂闊だった!

今まで損した!

混ぜたら本当に、ギンギンに冷たくなる!



以来、昼と言わず夜と言わずカチャカチャシャカシャカ混ぜに混ぜて冷たい飲み物を飲んでいる。


*誰でも知ってることなのかな〜?ニャロメっ!