仕事だけでは無く、日常的にも同じ事が言えます
仕事上において、『この作業は、こうするのが当たり前だから…』等の言葉を耳にするシーンがあります
まあ、実際のところ『当たり前』と言っても、かなり現実的には説得力が無い言葉にもなります
単純に言えば…
皆がやっているから『当たり前』
ずっとこの方法で進めているから『当たり前』
普通に考えたら『当たり前』
この言葉を聞いても、余りピンと来るものがありません
つまり、何となくその物事をその方法で進めている
それにしか過ぎず、本当にそれが間違っておらず、またその物事の進め方がベストなのかは断言出来ないものとなります
一見して皆がやっているからという事に対しても、あたかも客観性のある様な言葉にもなりますが、下手をすれば『赤信号、皆で渡れば怖くない』と言っている様なもの
つまり、何かにつけて『当たり前』と称して終わらせる事の問題意識を持てるか否かでしょうか
特に人に対して何かしら回答する際に、『それは当たり前ですよ』と答えるのではなく、本当にその事が確りとした順序を経て妥当性があるかを検討しなければと思います
難しそうな感じにも思えますが、『当たり前』という言葉で簡単に済ませない意識を持つ事で、周囲にとっても理解が進むものではないでしょうか
例えば、部署の異なる人が『この作業は、こうするのが当たり前ですよ』なんて言われても、その人にとって何で当たり前なのかは全く伝わりません
ただ、言っている人にとっては、それは当然でしょうなんて感覚がそこにはあります
若しくは、知っていて当然だと感じたり、知ってもらっていて当然
結局、伝わりません
要するに説明が足りないのではなくて、説明が殆ど出来ていない訳です
また、それがその人にとって『当たり前』と決めつけてしまった場合、一番大切なのはその物事について今後変化は無い事になります
誰しもそうですが、やっている事、考えている事が『◯◯だから当たり前』なんて思ってしまえば、その事について見直しや改善は無くなってしまうからです
先ずは、その当たり前という言葉を単純な単語だけにはせず、周囲が理解出来る内容の説明になる為にはどうアピールするのか?
そこから始まりではないでしょうか