プラズマ亜空間領域「アルザル」の存在
彼らの赴(おもむ)いた北の果てアルザルとは一体どこを指すのだろうか?
イスラエル10支族本隊の向かった場所、それが北の果ての地であるという。
「旧約聖書」には失なわれた10支族が世も極まった頃に北の果てより連れ戻されるという預言がいくつかある。
Гイスラエルの子らを、北の国、彼らが追いやられた国々から導き上られた主は生きておられる」
というようになる。わたしは彼らを、わたしがその先祖に与えた土地に帰らせる」
『旧約聖書』Гエレミア書」第16章15節
Г見よ、わたしほ彼らを北の国から連れ戻し地の果てから呼び集める」
『旧約聖書』Гエレミヤ書」第31章8節
北の国とはどこかと問われれば、文字通り北極圏地方しかないのであるが、それでは失なわれた10支族は北欧やユーラシア大陸の北の地方に移り住んだのか?
確かに彼らの一部はそこに残っていた。
1年半か、もしくはそれ以上の長旅の間に、信仰や健康上の問題など、様々な理由で離脱する者もいただろうからである。
しかし、失なわれたイスラエル10支族の本隊は、さらに北の地の果てを目指したのだ。
彼らが自分たちの信仰を守るためには、異邦人の介入が全くない土地へ行く必要があったのである。
その新天地アルザルとは、実は亜空間に存在する異次元世界のことを指す。
しかもその亜空間の存在する場所というのが、我々の住む地球内部なのだ。
思わず眉に唾をつけてしまった方もおられるかもしれない。確かにこのことはいきなり信じろと云はれても、信じられないかもしれない。
今現在、我々の住んでいる地球の内部は金属核(内核)、超熱水層(外核)、ブリューム層(マントル層)、地殻で構成されている筈である。
内部に人が住めるような領域が存在するとはどう逆立ちしても考えられない。
しかし、それがプラズマで構成される亜空間領域だとしたら、プラズマの持つ特異な性質を考慮するなら、地球内部に別の世界が存在することも可能となる。この宇宙もプラズマで構成さわているが、プラズマほど不可思議な存在はない。
プラズマを制することができれば、宇宙を制することもできるといわれるのは、人類最終兵器がプラズマ兵器となるからだ。
では、次に地球内部になぜ亜空間が存外することができるかということを、科学的見地から検証してみることにしよう。
地球内部へと迷いこんだリチャード・E・バード少将
1947年2月のことである。アメリカ海軍少将のリチャード・E・バードは通信士らと共に飛行機に乗り、アラスカ基地を出発した。彼らの目的は、真北に飛行して北極点を通過した後、そのまま2700キロの距離を飛び、Uターンすることである。
バード少将は予定通り飛行し、無事に北極点を通過した。
そして順調に飛行は続くと思った直後のことである。
(続く)