幻の「霊書画」との出会い(1) | ふしぎのメダイ

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 私が占術に興味を持ったのは10歳の頃だった。私の周囲にいる家族や友達に突然の不幸や不可思議な事故や病気が相次ぎ、運命というものを深く考えるようになったからだ。

 それ以来、占術に関する本を片っ端から読み始めた。高校下の頃には、わざわざ東京の神田にまで出かけて行き、占いに関する古書を求め歩くようになっていた。

 そうして手に入れた古書の中の一冊に「霊書画」という文字を発見した。

 そこには

 「支那に霊書画というものあり、三文字を用い、病気を治し、願望を成就する」

 というようなことが書かれていた。

 支那というのは、中国のことである。

 初めて耳にする

 「霊書画」という言葉に強い興味を抱いた私は、その後「霊書画」に関する本を暇を見っけて探し歩いたが、しかし残念ながらその苦労の甲斐もなく、見つけることができなった。

 そして、いつしか

 「霊書画」のことをすっかり忘れてしまっていた。

 それから20年。

     (続く)