金運は水にあり
かつて、お正月行事として欠かせないものに「若水迎え」がありました。
新年にあたり、生命の水、豊饒(ほうじょう)の水を汲んできて摂取し、生命を新たにしようというものです。
また、かつて中国では陰暦正月2日に「進財水」という習俗が流行っていました。これは水売り人が「財をさしあげます、水をさしあげます」(進財進水)と門のところで叫ぶと、家の中から「財水を受け取ります」と答えます。
つまり、財貨が水のように家門に流れ込むことを願って行なわれたのです。
こうした行事は日本でも中国でも廃(すた)れてしまいましたが、お正月を期に水のパワーを活用することをおすすめしたいのです。
水は古代易(イーチン)に於いて「子(ね)」に配当され、物事の始まり、原初の意味を持っています。水は空から下って大地に染み込み、集まって川の流れとなりますが、これは物事がゼロから生みだされる現象を表わすともいえます。
そのため、中国に於いては⛲噴水、とくに屋上に噴水を設置するという金運招来の習慣がありました。屋上から吹き上がり落下する水には、財運を呼び寄せる絶大な効果があると信じられたのです。
古代易に限らず、風水に於いては水はお金を表わします。お金は水が流れるのと同じように、世の中を流れているからです。
玄関の水撒(ま)き法
さて、この水をどのように使えば金運向上に結びつけられるのでしょうか?
私が色々試してみたなかで、反応がもっとも早くて確実だった金運向上法が「玄関の水撒き」という簡単なものでした。
ただし、条件がひとつだけあります。
それは、その日、最初に玄関を開けたときに水撒きをするということです。
一日の始まりとき、玄関を開けたらまずは水撒きをする。この習慣が大金運をもたらします。数ヶ月で実践してみれば、私のいっていることが事実だと分かる筈です。
マンションやアパートなどの場合、玄関先に水撒きといっても盛大にやるわけにはいきません。そんなときは、指先を水に浸したあと、パッパッと水をはらう程度でもいいのです。
お正月には若水を汲み、この玄関水撒きから新年を始めてください。
大金運の一年になることを保証します。