神仙界探訪記(1)(訂正版) | ふしぎのメダイ

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 いながらにして霊界を旅する⁉
 道教最奥の秘術「関落陰」の驚異


 生きたまま霊界を見ることができる。
 この事実をあなたは素直に信じられるだろうか?

 人々が受け入れようと受け入れまいと、実はそんな驚くべき秘術が道教にはあるのだ。

 それを「関落陰(かんらくいん)」という。

 日本でただひとり、この秘術を学び、実践している具道士、私は彼の行なう秘術の現場に潜入し、実際つぶさに見聞した。
 太上老君(たいじょうろうくん)、観音菩薩、梛托太子(梛の文字は本当に木の部分が口になっていますが変換できませんのでこの字を使用しました)、魂の家、そして生命の樹・・・。

 これは前代未聞の霊界ルポである。

 (第一章)
 道教の秘術「関落陰」とは?

 だれもが、神霊界に自らの「魂の家」をもっている。そこで現世の禍福のすべてが表われているという。
 霊界を訪れ、家の姿を見ることで、自らの運命がわかるという。

 神霊界には「魂の家」が存在する

 Гだれでも神霊界に入って、自分自身の魂の家を見ることができますよ」

 具道士はこともなげに、そう言った。

 96年5月のことである。

 道教のなかでも特異な霊術を実践しているこの道士を知ったのは、知人からの紹介によってだった。
 その知人が、あるとき、興奮気味にこんな話をし始めたのである。

 Гいやぁ、道教というのは実に不思議なものですよ。人を目覚めた意識のまま、向こう側の世界、俗にいうあの世へ導く術があるのです。具道士はあの世という言い方を嫌って神霊界といっていますが、その神霊界で見るビジョンが、臨死体験で見るビジョンと実によく似ているんですね」

    (続く)