ふしぎのメダイと聖母 | ふしぎのメダイ

ふしぎのメダイ

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 カタリナ・ラブレはフランスのブルゴーニュ地方のファン・レムティュという僅か数軒からなる小さい村で、1806年5月2日に生まれ、24歳で修道女となる。1830年7月18日の夜11時半頃、カタリナ・ラブレは4~5歳くらいの光輝く子供に呼ばれ聖堂に入った。聖体拝領台でひざまづいて祈っていると、無原罪の聖母がお現われになった。2度目のご出現の時に、聖母のまわりに楕円形の枠が出来て金文字が聖母のまわりに書かれ始めた。

 「原罪なくして宿り給いし聖マリアよ、御身により頼み奉る我らの為に祈り給え」

 それから聖母の手からは、恵みを表わす光線を発し、それがおん足もとの地球に向かい、聖母の指には宝石が輝きその光は地球にとどいていた。カタリナは声を聞いた。

 「この光線は私の名によって私に祈る人達に与える恵みです。信頼する人々には豊かな恵みが与えられるでしょう」

 急に楕円形のメダイが裏返るとMの文字が表われ、その上に十字架がのせられ、Mの頭文字の下に2つの心臓があり、一つは茨の冠にかこまれたイエズスのみ心、一つは剣に刺し貫かれたマリアのみ心が置かれた。

 「この私の姿の通りのメダイを作ってください。そのメダイをつける人は残らず大きな恵みを受け、信頼する人々には豊かな恩寵が与えられるでしょう」

 1832年6月アラデル神父によって作られたメダイの信心がすばやく広まり人々に多くの恵みが与えられたのでした。その為「ふしぎのメダイ」と呼ばれるようになったのです。

 このメダイによって聖母は今も全世界に多くの恵みを与え続けているのです。