2-6.リトミック3要素 その2 愛着の教具
リトミック指導者育成の矢島久美子です。
さあ、リトミック3要素、指導案(カリキュラム)、最後は教具です。
「カリキュラム」「音楽」に比べて、必須ではないかもしれません。
しかし、この「教具」をどのように使うかで、講師のエネルギーのかけ方が違ってきます。
【愛着の教具】
「教具」があると、ないとでは随分レッスンの運びが変わります。
目で見えて、手で触れられて、子どもの気持ちを引き寄せるのにもこの存在は、とても助けられます。
ただし、これも使い方次第、活用次第なんですね。
教具を使うときに、一番に与える側が大切にしなければいけないのが、
「愛着」です。
新しい教具をどんどん与えるのではなく、繰り返し使えるようにすることを考えましょう。
繰り返し使うことで、自分の教具に愛着のわく、大好きな教具へと導いていくのです。
大好きな教具を使うリトミックでは、自然と子どもたちも意欲的に参加することができます。
そのレッスンを実現するために理解しておくことがあります。それは、
「教具」を頻繁に変えるのではなく、一つの教具でたくさんのカリキュラムを生み出し用意すること。
子どもたちが、大好きな教具を使い続けることで、成果が出るレッスンをすることができます。
一つの教具で、年齢別カリキュラム作成の工夫を楽しみましょう。
大切に教具を使い続けることで愛着が生まれ、力が定着していきます。
【2】リトミックの基礎知識
2-1.リトミック指導者に必要なこと
2-2.リトミック指導者に、ほんとうに必要なこと
2-3. リトミック指導に必須な3要素
2-4.リトミック3要素 その1 豊富なカリキュラム
2-5.リトミック3要素 その3 刺激ある音楽