お芝居で沢山沢山
泣かせてもらいました
舞踊でも心に響き
泣きました
でも今ここで
こんな涙を流したくはなかった
38歳だよ…早すぎるよ…
読経が流れる中
色んなお芝居が
走馬灯の様に頭に………
『瞼の母 瓦屋の場面』
字を書けない忠太郎の背後から
手を取り字を教える半次の母親
暖かく優しく二人を包んでた
『三浦屋孫次郎』
孫次郎最期の時
昇次郎クンの長い長い見せ場
あまりの長さに
幕が閉まった後
足の痺れでその場から
動けなくなった笹川一家の姐さん
『浪人深川囃子』
斬られた姉を弔うのに
奥の布団に連れて行く昇次郎クン
抱きかかえ
お・も・い・・・無理!
そう言って落とす
また抱きかかえ
落とす
終いには両足を持ち
舞台袖へ引き摺り込む
これは
定番だったね
泣いて
笑って
何か心配して
あの頃は
仲間と貴方達と
ほぼ毎日同じ空間にいました
改めてお顔を拝見して
これは
現実なんだと
じわじわと実感し
涙が止まらなかった
これはお芝居ではないんだ
でもでも!!
行ってよかった
最後に顔を見れて
会いに行って本当によかった
一緒に行った友達も
顔を見れてよかったと
私の体格が随分よくなり
喪服が着れず
黒ずくめの普通の服で
会いにきた私を見て
きっと
『くーやんはそんなもんよ…そんなヤツよ笑』
と呆れてるかなぁ
合掌