オッペンハイマー | Every Little Step (新)

Every Little Step (新)

りおうさんの更なる進化を求めて。

オッペンハイマー(原題: Oppenheimer )

2023年アメリカ 日本公開2024年3月

監督クリストファー・ノーラン

キリアン・マーフィー/エミリー・ブラント/ロバート・ダウニー・jr/マット・デイモン

ジョシュ・ハートネット/フローレンス・ピュー/ケネス・ブラナー

(C)Universal Pictures. All Rights Reserved.

 

 

 

雑感

3時間という長い上映時間ですが
わしは結構面白かったです!!
かなり難解な映画だと聞いていたので事前にyoutubeでさんざん予習をして
挑んだのがよかったのかもしれない。
とはいえ1回見ただけなので理解できたわけではありません。
 
ノーラン監督お得意の時間軸が複数ある構成は当然のこと、
今回は更に登場人物が多く、そこでも混乱してしまいます。
カラーで描かれるシーンとモノクロで描かれるシーンで大まかには区別できたりもするので
そこは一応親切設計爆  笑
 
オッペンハイマーの伝記であるので
必ずしも原爆に焦点をあてた作品ではないですが
見ててわしも、うわ…ってひいてしまうシーンもありました。
成功してこんな大喜びするんか…って。
自分ってやっぱり日本人なんだって改めて感じさせられたり。
なんだかんだ言われるけど、わしはノーラン監督の映画の構成というか
見せ方が好きだし今作もそう。
今回は特に音楽が印象的でした。
もしかしたらほとんどバックに音楽がある…?って思ったら
批評家の方がそうおっしゃっていたのでああ、やっぱり!ってなりました。
ただ、今回はハンス・ジマーじゃなかった。
IMAXで見るなら音響の良いドルビーで見るほうが良いかも。
 
 

 

キャスト

オッペンハイマー演じるキリアン・マーフィーはまさにハマり役だと思いました。
キリアン・マーフィーは大好きな俳優さん!
立ち居振る舞いとかあのブルーグレーの瞳とか大好きです!!
たくさんの登場人物のなかで
わしが印象に残ったのは
ジーン・タトロック役のフローレンス・ピュー。
なぜか彼女は妙に印象に残るんですよね、最近だとDUNEでもそうでした。
特に好きではないんだけど惹かれるというか。。
いつかオスカー獲るんじゃないかなって思う女優さんです。
ボリス役のケイシー・アフレック。
あのなんともいえぬ気持ち悪さみたいなのが忘れられない。
そしてストローズ役のロバート・ダウニーjrが良かったです。
これにはオスカー獲得も納得でした。
ラミ・マレックもああいう脇役のちょっといいやつ的な役が
よく似合うよなって。
 
 
映画が割と好きな人なら、あの人だ、あの人だ、ってなるので
登場人物が多いので役名よりも役者さんで覚えるほうがわかりやすいと思います。
 
 
 

 

雑感その2

映画を見てたら誰もが思うと思うけど
あんな砂漠で体晒して実験してんだから被ばくしてんじゃないの?
ってこと。
実際、やっぱりかなり被ばくしていたそうで(そりゃそうだ)
当時はどこまで人体に影響があるかわかっていなかったらしいです。
ロスアラモスで開発に携わった研究者はガンになったりして、割と短命だったそうな。
 
色々と思うところのある映画だと思います。
いいとか悪いとか思いといて『見て』、この時代に各々がそれについてまた向き合う
機会をくれた作品ではないかなと思ました。