マリーゴールドホテル 幸せへの第2章 | Every Little Step (新)

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マリーゴールドホテル 幸せへの第2章(原題:THE SECOND BEST EXOTIC MARIGOLD HOTEL)
2015年アメリカ/イギリス 日本公開2016年3月
監督ジョン・マッデン
ジュディ・デンチ/マギー・スミス/ビル・ナイ/リチャード・ギア/デブ・パテル
画像
(C)2014 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.


【雑感その1】
率直に、わしは好きです。この映画。

2013年に公開されたマリーゴールドホテルで会いましょう という映画の
続編であります。
わしはなんといっても年寄りスキーですからね!くま
もちろん1作目も見たし、とてもおもしろかったので続編も絶対見よう!
と思っていました。
とはいえ1作目の内容がうろ覚えだったのでDVDで復習しようと
思ったらレンタルされてた。
みんな考えることは同じですな。
比較すると1作目のほうが評価は高いみたいですが
わしは両方好きだなぁ~。
今作は割りとわしの好きな感じの展開でした。
まぁね、こういう映画はまず後味悪い終わり方しないし
そういうところは安心して見られる!

そして今回はよりインドインドしてました。
最後のほうはインド舞台の作品らしさがあって
わくわくしながら見れました。
やはり良作。


【あらすじ】
マリー・ゴールドホテルのオーナーのソニーとドネリーは
ホテル拡大のために業界の大物バーレーに商談を持ちかける。
バーレーは彼らの話を受けるかどうか査察を送り込む。
一方インドのマリー・ゴールドホテルでは
滞在する年寄りがそれぞれの事情を抱え日々を送っていた。
そんな折、バーレーが送り込んだとされる査察人がやってくるのだが…。


【キャスト】
主要キャストは前回と同じなので割愛。
新キャストとして
ガイ・チェンバース役のリチャード・ギアが登場。
年寄りのくくりに入れるのはちょっと早いんじゃない?
男前キャラはやはり必要ってことですかね。

スナイナの母カプー夫人役にリレット・デュベイ。
インドの方らしく綺麗な方だったー。

イブリン役のジュディ・デンチは相変わらずファッションが素敵だった。
あの人の声が好きなんですよね。
少ししゃがれてて。
ソニー役のデブ・パテルのうざさは異常。
これだけうざいと思わせるのは、ある意味演技が上手ということなんだろうか。
でもギャフンと言わせてやりたくなるね。
ドネリー役のマギー・スミスもさすがの存在感。
ダグラス役のビル・ナイがかっこいいし、イブリンとの恋愛がもどかしくて!
だがそれがいい。
個人的にはマッジ役のセリア・イムジーが好きです。
キュートだと思う。


【雑感その2】
ソニーとスナイナの結婚
ホテルの行く末
老人それぞれの恋愛事情など細かい話が同時進行で
展開されてとっちらかった印象もあるけれど
わしは好き。
前作はイブリンがメインな感じでしたが今回はみんなが引っ張って行ってる
ように思えました。
特にドネリーがいいスパイスに。
死んだんじゃないの?って不安に思ったりする場面も。
イブリンとドネリーの距離感が絶妙で、ほんとこの2人はすごい。

ラストのところでそれぞれのカップルが原付2人乗りしてるシーンが
凄く好き!!
めちゃくちゃ素敵。 何度でも見たい。
わしもあんな老後を送りたいけれど絶対無理だなー。
憧れるなー。
老人みんなに品がありすぎてね…。
あとはこれまたラストの踊る結婚式!!
これぞインド。
見ていて楽しくなること請け合い。あれなら照れ屋のわしでもダンスの輪の中に
入っていけるわ~。


年をとっても自分で今を行き、未来を紡ぐ。
自立した考えを持っているからこそできる。
だからこそ生き生きしてる。
すごく生き生きしている映画です!
ただラストシーンは切なくなるけれど。。
是非3章も作っていただきたいなぁ。
そんな話は聞えてこないけれど、あのお年寄りたちをまだしばらく見ていたい
と思うのです。



2016-⑨