ワン チャンス | Every Little Step (新)

Every Little Step (新)

りおうさんの更なる進化を求めて。

ワン チャンス(原題:ONE CHANCE)
2013年イギリス 日本公開2014年3月
監督デヴィッド・フランケル
ジェームズ・コーデン/アレクサンドラ・ローチ/ジュリー・ウォルターズ
画像
(C)2013 ONE CHANCE, LLC. All Rights Reserved.


【雑感その1】
映画館でこの予告を見て、おもしろそう!と思ったので
観てきました。
良かった。
わしともあろうものが泣いてしまった。
そんな泣くようなシーンないのにね。
涙が2粒ほろりとこぼれてしまいました。

みなさん、ポール・ポッツという方をご存じでしょうか。
わしは知りませんでした。
ちょっと前に何かのTVでポール・ポッツが
特集されていたようですがTVはあんまり見ないので
全然知らなかった。
そう、この映画は実在のオペラ歌手ポール・ポッツのサクセスストーリーなのです。
スーザン・ボイルの男性版みたいな感じでしょうかねぇ?
てかポール・ポッツの方が先に有名になってるのね。

映画はとってもテンポがよく、そして軽い。
そのうえコミカル。
登場人物にいい意味で個性があってそれもおもしろい。
いじめれている少年時代から青年時代へとの時の流れが自然で
すんなり溶け込んでゆけます。
そしてこれはただのサクセスストーリーではなく
素敵な恋愛映画でもあります。
で、もちろん映画の結末はみんな知っての通りなんですけどね☆

【適当なあらすじ】
幼いころから容姿にコンプレックスを持ち、いじめられてきた
ポール・ポッツ。(J・コーデン)
オペラ歌手になる夢をもち携帯電話会社で働き
オペラ学校に入学する資金を日々貯めていた。
そんなある日ネットで知り合った女性と会うことになり
二人は急速に親しくなる。
彼女の励ましと周りの仲間の応援を受けながら
ポールはオペラ学校に短期入学する。

【キャスト】
主人公ポール・ポッツを演じるのはジェームズ・コーデン。
歌のパートはポールポッツ本人の歌なんだそうです。
そりゃそうよねー。
ジェームズ・コーデンという方はコメディ中心に多岐にわたって活躍している
俳優さんだそうです。
どうりでちょっとコミカルな表情や動きをするはずです。
どうしても憎めない、そして純粋で心の綺麗なポッツにぴったりで
彼が落ち込めばわしも落ち込み、彼が喜べばわしも喜べる。
一緒になって一喜一憂できました。
そしていつしか心から彼を応援してしまうという。

ポッツの恋人ジュルズ役にアレクサンドラ・ローチ。
最近ではマーガレット・サッチャー鉄の女の涙という映画に出演されていました。
正直、綺麗な女優さんではないけれど
好感のもてます。もちろん役柄のせいもあるんだろうけど。
ジュルズという女性はとっても出来た女性で素晴らしい。
ある意味ポッツより素晴らしいかもしれません。

ポッツの母親役のジュリー・ウォルターズ。
彼女はハリー・ポッターシリーズにてロンの母親モリー役で有名。
最後べラトリックスをやっつけちゃうかっこいいママね。
こちらの映画でもある意味かっこいい弾けてるママ役。
母は偉大なり。
もちろんパパも笑えるけどママは偉大。

あとわしがとっても好きなのは
携帯会社の上司・ブラドン役のマッケンジー・クルック。
めちゃいいんだ彼が!!ちゃらんぽらんで個性的で。だってゲーマーだし。
常にポッツの味方、で弱いんだけどちゃんと彼を見守ってて。
一番好きなキャラです。


【雑感その2】
ポッツは自身の努力もそうだけど
やはり周りのパワーに支えられてここまできたという感じですよね。
彼のまわりにいる人々がすばらしい。
色んな苦難に会うけれどそれでも支えてくれる恋人や両親。
そして友人。
苦手ないじめっこもいるけどね。
その先に待っていた新たなステージ。
観終わったあとも自分が前向きになれて清々しくなる映画でした!

好きなシーンはポッツがイタリアにオペラ留学している時に
外でバーガーキングのワッパーを食べている所!
なぜなら映画を見る前にちょうどわしもバーカーキングで食事したから!
なんか笑ってしまった。

ポッツが優勝したブリテンズ・ゴッド・タレントという素人?オーディション番組ですが
同じ番組で先にも書いたスーザン・ボイルが準優勝しています。
ポッツが第1回の優勝者でスーザン・ボイルが第3回の準優勝なんですって。

この映画のタイトル・ワンチャンスというのは
彼の1stアルバムのタイトルからきているんだと思います。
まさに彼の人生とシンクロしていていいタイトルだなーと思います。

難癖つけるならエンディングの曲が合ってなかった。
ポールポッツの物語なのでなぜ彼の歌を使わないのか?
オペラとかってどうしても馴染みがないので
映画観ても楽しめるかな?って思うかもしれませんが
全然大丈夫。
オペラとはいえ歌は歌だし
オペラ歌手を目指しているのであってオペラが全面的に出てくることはない
ですし知識も求められないので安心して観て下さい。
誰でも気楽に見る事ができる良映画です!
おススメ^^


2014-⑩