モネ・ゲーム | Every Little Step (新)

Every Little Step (新)

りおうさんの更なる進化を求めて。

モネ・ゲーム(原題:GAMBIT)
2012年アメリカ 日本公開2013年5月
監督マイケル・ホフマン
コリン・ファース/キャメロン・ディアス/アラン・リックマン

Every Little Step (新)
(C)2012 Gambit Pictures Limited

内容的にちょっと興味があったので観てきました。
コメディーなんですが
爆笑するタイプのものではなくてこう、クスリと笑う系。

こちらの作品は1967年に公開された『泥棒貴族』という映画の
リメイクになります。
脚本はコーエン兄弟が担当。
個人的にはこの映画のポスターがツボだった。
センスあるじゃん!と思った。
特にコリン・ファースの表情とか雰囲気がすごくマッチしてて。
↓これね。
Every Little Step (新)
すごく好きです。
ヒッチコックのポスターもこれくらいセンスがあれば…。


と期待感は割とあったんですが実際は、うーん。という内容。
正直、3割くらい寝てた。
いや、おもしろくなかったからとかそういうことじゃなくて
単に仕事終わりで疲れてて寝てしまったと言う感じ。
すんませんね。
そういう訳でロクな感想かけません。
ポスターも豪華でキャストもそこそ豪華なんですがその上脚本
コーエン兄弟ときたら…おもしろそう!
と思うのに、豪華の無駄使いなだけのような気がします。
原題のGAMBITとはチェスなどで使う差し始めの手 という意味。
先手や策などどいう感じです。
映画を最後まで見ればこのタイトルの意味もなるほどと
納得できるかもしれません。

億万長者シャバンダー(A・リックマン)おかかえの美術鑑定士だった
学芸員のハリー(C・ファース)だが鑑定士としての無能よばわりされ
違う新たな鑑定士を採用されてしまい シャバンダーに復讐しようと企む。
信頼できる旧友であり贋作師ナイジェル少佐(T・コートネイ)と
名画を偽造しそしてシャバンダーから大金を騙し取るという計画をたてる。
その計画で女性のパートナーが必要になり、ハリーは
PJ・プズナウスキー(C・ディアス)を選ぶ。
成功するかに見えた作戦だが天然のPJが騒動をおこしてゆく。

主人公・ヘンリーを演じるのはコリン・ファース。
英国王とは全く違うキャラクターですが
この人すごく見た目が神経質そうに見えるのでこういう
キャラを演じられたほうがわしゃ好き。
ちょっと3枚目くらいがちょうどいいような気が。
とりあえずパンツ丸出しだし。
億万長者シャバンダーを演じるのはアラン・リックマン。
彼はハリポタのスネイプ先生。
スネイプ先生とは全く違う役柄。
一応騙される側になります。
まー彼もヌーディストということで全裸シーンがあり。
なんかねーコリン・ファースと全裸って シングルマンとか
裏切りのサーカス見てたら尚更ホモホモしい空気を感じずにはいられない。
役柄のイメージって怖いね。
アラン・リックマンに至っては全裸は1回だけじゃないからね!
おっさん好きもしくはコリン・ファース、アラン・リックマン好きにはたまらない映画だと
思いますよ。
最近はバッチ兄さんといい英国俳優が注目度高いね。
PJ・プスナウスキーを演じるのはキャメロン・ディアス。
テキサスのカウ・ガール役。
いかにもキャメロン・ディアスがやりそうな役。
キャメロンまでもが下着姿を披露するこの映画。
なんすかこの半裸・全裸の安売りは。
できるなら脱がずに笑いをとってもらいたかった。
脱いでも良いけどくどいのは(´・д・`)ヤダ
どうでもいいけどそろそろキャメロン・ディアスもイメチェンした方がいい気がする。
本人も悩んでいるかもしれんが。
でもまぁ、ハマリキャラがあるのは強みの1つだとは思うけど
飽きられるよね。

主要なキャラはこの3人なんですが
他にも日本人キャラが数人。重要なキャラですけど
とにかく映画のテンポを悪くさせてる。
おもしろい所なのかもしれんけど全然笑えないし。
日本人の扱いがどーのこーのというのは別にして。
どのキャストよりも一番おもしろくて気になったのは
サヴォイホテルのホテルマンの兄ちゃん。
表情とか振る舞いとかがすべてがツボ。
彼らの存在だけが救いでした。
出てくるのが楽しみだったしコリン・ファースとの絡みが最高によかった!
あと一応クライマックスのシーン…
あまりのCG臭さに苦笑い。
もうちょっとマシな合成の仕方あるんじゃないか?と。
しかもまたなんでライオン?
とか割と好印象な事はあんまり書いてないですがライトコメディとしては
見やすくていいかと思います。
時間も90分だし。
お気軽に見るにはちょうどいいかもしれません。
驚きのラストになってるし!
そこで初めて『あのセリフ』の意味がわかるという…!

ちなみにこの映画でのキーになる
モネの積みわらという作品。
積みわらという絵画は連作になっていて数十点あります。
例えば積みわらー午後  とか 積みわらー夏の終わり だとか。
この映画で使用されている 積みわらー夜明け と 積みわらー夕暮れ の2枚は
この映画の為にオリジナルで作成されたものなので
実際はありませんのご注意を~。