シュガー・ラッシュ | Every Little Step (新)

Every Little Step (新)

りおうさんの更なる進化を求めて。

シュガー・ラッシュ(原題:WRECK-IT RALPH)
2012年アメリカ 日本公開2013年3月
監督リッチ・ムーア


Every Little Step (新)
(C)Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

割と評判が良いので観てきました。
時期が時期だけに覚悟はしてたけどガキの巣窟で
想像してたよりキツかったー。
うう。せめて字幕版があればよかったんだけどなぁ。

で、このシュガー・ラッシュ。
ゲームの悪役にスポットを当てたお話と聞いていました。
色々ポスターなどを見ても色んなゲームの悪役達が
連なっいます。
ポスター等にはいないんですがマリオのクッパもいます。
あとわしはスト2とかわからないんですが
ザンギエフとかそこそこ知られている悪役達が登場します。
が、ほとんど出番はないです。
ほんの数分(数秒?)くらいしか出てきませんので
期待している方は悪しからず。
いわゆる家庭用ゲーム機ではなく
ゲーセンなどのアーケードゲームを舞台としています。
メインとなってでてくるゲームは
シュガー・ラッシュ
ヒーローズ・デューティ
フィックス・イット・フェリックス
の3つ。
そう、シュガー・ラッシュというのは映画の中のゲームの名前なんです。
ちなみにこの3つのゲームは架空のゲームで
実際にはないそうです。
設定がすごくよくできていてゲームの登場キャラは
夜、他のゲームのキャラなどど一緒に雑談したりしていて。
アーケードゲームだから各ゲームコンセントで繋がっていてその先は
いわゆるたこ足配線になってる。
そのコンセントの中がトロッコになっており、たこ足配線の中は
大きなステーションのようになっていてそこでみんなキャラクター達が
和気あいあいとくつろいでいるという。
すごい発想がおもしろい!
もちろん自分のゲーム内で仲間たちと楽しく過ごしてるキャラもいる。
そして大きなステーションみたいなとこのエリアで
各ゲームの悪役達が愚痴を言ったりする悪役ミーティングみたいなのも
あってそこでクッパ等が登場するという訳です。

主人公のラルフはフィックス・イット・フェリックスというゲームの悪役。
ゲームの仲間と一緒に仲良くしたいのに
悪役のせいでいつも一人ぼっち。
そんな彼はある日ヒーローにメダルを求めて他のゲームへと
潜り込んでゆく。

この悪役のラルフがなんかかわいそうでね。
自分のゲームであるフィックス・イット・フェリックスの中で
いつも一人ぼっちでね。
ゲームの設定としてはマンションを壊す悪役で、その壊されたマンションを
直すのがヒーロー(ゲームの主人公)のフェリックスというキャラ。
ゲームの終わった夜はそのマンションの中でキャラたちは
生活してて眠ったりパーティしたりしてるんだけどラルフだけ
いつも外のゴミためで寝てるのーくま
外から楽しそうなマンションを見つめてはうらやましく思ってるのーくま
ありえないくらい泣ける。
かわいそうだよー。
仲間はずれなんだよー。いつもー。
そんな彼が色々あってヒーローズデューティというシューティング?ゲームに
潜り込む。
そこで出会うのがカルホーン軍曹という姐さん。
彼女がなんともイイ味だしてんだよね。
結構立ち居振る舞いが好き。
男勝りでカッコイイキャラです。
で、次にラルフが潜り込むゲームが シュガー・ラッシュ。
そこでヴァネロペという女の子と出会うんですが
彼女もゲーム内で仲間外れにされててほっとけなくなるという。
シュガー・ラッシュというのはお菓子の世界で繰り広げられるカーレース。
ラルフはヴァネロペと2人でそのカーレースに参加しようとする。
そして次第に友情を深めて行くというわけです。
悪役のいないシュガー・ラッシュでなぜヴァネロペが仲間はずれにされているのか?
というナゾも次第にわかってゆきます。
そこにカルホーン軍曹やフェリックスも加わり物語は展開していきます。

ラストは初めてできた友達の為に命をかけようとするラルフに
ちょっぴりホロリときます。
さすがディズニー。
悪役とはいえゲームを離れればただの人。いや、キャラか。
悪い人ではないはずなんだよね。
非常にうまく作ってありますが
お話としては若干の小物感は否めない。
でもはずれではないしおもしろいし安定感はありますよね。
明るく楽しい前向きな映画になっていますけど
子供向けとアピールしているのかなんなのか
吹き替えばかりなのがちょっと残念でした。
わしはいつもの通り2Dで鑑賞しましたが3Dだと
出てくる3つのゲームのリアリティさがわかってまさに
ゲームのキャラになった気分が味わえるのではないかなと思います。
シュガー・ラッシュなんか背景が結構かわいらしいし。
でもわしは3Dは不必要派ですけどねリラックマ
あんまり深く考えず見られます。
おススメするかと言われれば悩むけど
上でも書いたようにはずれではないのでご安心を。
ディズニーということでハードル高めに設定しないように。
でもアイデアはすばらしいと思いました!