前回の続きです。

アスリート兄弟を育てるお父様のブログから、私は次のことを学びました。

 

①兄弟でも成長過程と体型は異なる

②成長を語る上で遺伝的要素は大きい

③成長期間には「よりコアなスパート期」がある

 

スパートの開始時期は、やはり様々な経験談や周囲の様子を見る限り、父母のどちらかに似る可能性が高い印象です(背景に病気が潜んでいる場合や、肥満などの生活環境で早熟化が進む場合など例外も当然あります)。

 

この「早熟なのか晩熟なのか問題」は、著書などで有名な「身長先生」のサイトからダウンロートできる「成長シート」なるものに身長の推移を記すことで判断できます。

 

この本ね。私も読みました。

 

 

ちなみに長男の場合の「成長シート」は、平均より大きめで推移していた身長が10歳前後で左方向へシフト、12歳で平均値に近づいた直後に右へ急激にシフトし、そのまま右に推移している状態。現在は「+1・25SD」の辺り(最終予測身長180のライン)にいます。

 

身長推移が典型的な「く」の字型の形状のため、身長先生の解説に照らし合わせると「晩熟寄り」です。晩熟で伸び方が良好であればあるほど、くの字型の角度が鋭くなるようです。

 

身長先生によると、「平均的な伸び率」の子どもは成長シートが真下に推移。「早熟」な子どもの場合はシート上でいったん右にシフトした後、左にシフトするそうです。

 

気になる方は試してみてはどうでしょうか。

(別に身長先生の回し者ではございません。インスタをフォローしていると時に「・・・???」と二度見するような投稿もあり、それも含めて目が離せない先生です・・・。人は注目を浴びるとあか抜けるという事実も学びました)

 

 

さて、話を戻しまして。

 

③成長期間中には「よりコアなスパート期」がある

これはまさに、成長期の息子を見ている最中の私が疑問に感じていたことです。

 

「思春期を迎えると、2年間は8〜9センチのペースで急激に伸びます」

 

成長期を論じるサイトや文献には上記のことが書いてありますが、では「1年間で9センチずつ伸びるのか」または「2年間で合計18センチ伸びるのか」・・・。

もう少し突っ込んだ「伸び方の基準」みたいなものはどこにも書いてありません。

 

人によって異なることは理解できるんです。でもでも実際のところ「人によってどんな伸び方をしたのか」「どんな例があるのか」・・・詳細がやっぱり知りたいんだよーーー!

 

具体例を知らなければ、それに応じた対策を考えることができません。平均値ではなく「似ている」事例を学ぶことで、生活を見直し、特徴に沿った環境を整えることができます。

 

それが、アスリート兄弟を育てる先輩パパさんのブログにありました。

 

 

ご長男とうちの息子が同じような細身の体型で勝手に親近感を抱いております。ひと月1センチ前後の伸びが続くうちは体重もなかなか増えないと学び、それまでは焦らずにいようと心に決めました。

 

その、ひと月1センチ前後の伸びは1年半ぐらい続いたとのこと。息子は現在1年と数か月が過ぎてますので、そろそろ収束に向かう(すでにその兆候が出ている)のかもしれません。

 

そしてスパート開始から1年半たって成長が落ち着くと、徐々に体重も増え始めるとのこと。

 

これは夫も同様のことを言っていて、晩熟だった彼は高校からぐっと筋肉がつき始めた、と振り返っていました。この辺りの感覚は女性の私にはわかりづらい部分ですので、夫の印象が正しいのかを確認する意味でも大変有意義でした(別に夫を信用してないわけではないのですが一応)。

 

身長に見合う筋力がつかないとスピードもパワーも向上しないため、サッカーだけでなく陸上部での成果が出始めるのも中2以降になるのでしょう。現在100メートル12秒台終盤のタイムが、中3の夏までには11秒台半ばまで上がればいいなあ・・・と妄想中です。

 

そして、1年半ぐらい続く成長スパート期の伸びにも凹凸があり、よく伸びる「コアな時期」が半年ぐらいで訪れるとのこと。

 

長男はすでにスパート開始から1年以上過ぎているので、この凹凸がどうだったのかを調べてみました。結果がこちら↓

 

 

人によって明確な「コア期」がない場合もあるでしょうし、時期も異なるのでしょうが、長男の場合はスパートから約9か月が経過した夏場が成長のコアでした。この背景には、なんとなく心当たりがあります。

 

時は夏休み。ひたすら寝て、小腹が空いたら冷凍フルーツのスムージーをひたすら飲んでいた頃です。休養もしっかり取れていたし、スムージーに様々なものを混ぜていたので栄養状態も良かったのだと想像できます。

 

 

そういえば急激に気温が下がった秋以降、このスムージーを飲んでない・・・。これがマイナス2ミリに影響しているのか???

また復活させよう・・・と思います。

 

 

結論としては、

息子にとっての爆伸び期間はおそらく終わり、今後はいかにジワジワと伸びを持続させていくかが最終身長を高める鍵になるのかと。成長期2年目以降や、後半の伸びが生活習慣で変わってくるものなのかはよくわかりませんが、まあがんばるしかありませんね。

 

ただ、以上のことはあくまでも事例。

誰もに当てはまるはずがなく、スパート2年目に年間10センチ以上伸びる「コア期」が来たよ!という方や、3年目も同じように伸びたよ!という方はぜひ教えてくださるとうれしいです(長身のバスケやバレー選手はそういう感じで伸びるのかしら・・・)。

 

 

みんなで身長伸ばすぞ! おーー!!