今朝、通勤途上で読んだネット記事に、何とも言えない気持ちになってしまいました。

 

その記事を紹介しようか・・・正直かなり迷ったのですが、こういう考え方もあるんだな・・・と興味深かったので、下にリンクを貼りつけます。決して批判する意図はなく、私のブログを読んでくださっている方も関心が高い話題だと思いまして。

 

ぜひ、一緒に考えてほしいのです。

早熟シリーズが未完ですが、そのつづきにも関連する内容なので先にこちらを投稿します。

 

 

中学硬式野球の全国大会で準優勝した指導者を取材したこの記事。「硬式球でのプレーはフィジカル強化が必須」と説き、「快挙で示した年中無休の重要性」との見出しが躍ります。

 

こ、これは・・・と思い、コメント欄も見てみてみたら、やはり、と思う批判的な感想が並んでいました。

 

「中学生のうちに必要以上の筋トレしたら、成長を阻害しそう」

「若い内に体を酷使して、選手生命短くなる可能性はないんだろうか」

「彼ら独自の成長理論に基づいてるのかな? その根拠は?」

「休むのも練習。誤った指導とそれを記事にするのもどうかと」

「昭和の匂いがプンプンします」

 

まず大前提として、見出しの「年中無休」はよろしくないのでは・・・と思います。指導者は「トレーニングは1年中継続」とは言っているが、「休みはない」とは言ってない。

 

年中無休と1年中は似て非なるもので、ミスリードだと感じます。見出しは読者を引きつけるために置くキーワードなのでインパクト重視なのはわかりますが、これはあかんでしょ。

 

だから、フィジカル強化を「目一杯」「どこのチームよりもやっている自負がある」という指導者の言葉に引きずられてしまい、上記のように批判的な感想が並ぶのだと思います。

 

さらに言うと、記事の肝である「フィジカルトレーニング」の中身もいまいちわかりません。

 

一口に「フィジカルトレ」と言ってもいろいろあります。「季節に関係なく筋力トレーニングを継続」「負荷の加減はありますが、継続して体重をアップさせていかないとダメ」と記述があることから、ウエート系かな?・・・と想像はつきますが、あくまで想像の範囲内。

 

具体的にどこを鍛えているとか、どんなメニューに取り組んでいるかの記述が全くない。記事に必要なディテールを省いているのに、「フィジカル強化は必須」「年中無休」などとインパクトが強い言葉が並ぶので、読後になんとも言えない気持ちになってしまうのです。

 

つまり、ちょっと稚拙な記事ではないか、ということ。これが違和感の原因のひとつです。

 

指導者が意図したことが正確に伝わらない記事であるためにヤフコメに批判的な言葉が並ぶ、のだとしたら、筆者の責任は重いと感じます。

 

ただ、稚拙な記事だったいうことを割り引いても、私の違和感は消えないのです。

 

おそらく、アスリート育成に関する記事を読んだり、SNSで意見を発信したりしている場合、以下のサイトで紹介されているような意見を目にしたことがあるから、だと思います。

 

 

こちらは、ウエートトレーニングを導入すれば球速も上がりやすいが、「絶対にそのやり方はしません。骨端線が閉じていない状況で無理に球速を上げようとすると、怪我をするに決まっています」という立場(とはいえ、徹底した走り込みによる下半身強化はしているので、これもフィジカルトレの一種ではある。そして練習時間も長いのは野球あるあるなのか)。

 

一方、前者は「季節に関係なく筋力トレーニングを継続」し、どんなに速い球を投げるピッチャーでも骨は14歳、15歳。あまり無理はさせませんが、怪我をしない体を作ることが大事。フィジカルがないと技術は自分のものになりません」という考え。

 

どちらも成長期の「骨」に触れ、似たようなことを説いているようで、なんか根本的に違うような?

 

記事の書き方による印象の違いなのか、

それとも育成理念の根本的な違いなのか。

 

はたまた、野球とサッカーの「育成プロセス」や「歴史」の違いが、私に違和感を抱かせるのでしょうか(高校野球の注目度が桁違いなのと、プロアマ協定もあってサッカーのような「プロ球団が直接育成するユースチーム」が存在しないので、球児はサッカー少年以上に高校が「頂点」のようなイメージです。そして中学硬式の戦績は強豪校への進学に直結し、甲子園ではいわゆるガチムチ系が活躍)。

 

みなさんは、どちらの意見に共感しますか。

 

そしてそもそも、成長途上の中学生に「フィジカル強化」はどの程度、必要なのでしょうか。