これまでに無かったタイプのみぞれラーメン的な一杯だった~!の巻
1月上旬のお昼に訪問。先待ち客6名、帰りの待ち客10名。
すっかり行列店となったこちらへ。
お近くの「鶏醤油拉麺専門店そうわ」もお客さんが沢山で何よりです。
店舗前の他に、少し先の向い側にも10台くらい停めれそうな駐車場もあるので、「中華蕎麦みうら」には停めないでねw。
名前記入の必要はないので、そのまま待ちます。
18分後に店内にご案内。
小さめなメニューを渡されますが、既に頼むメニューは決まっています。
未食なこちらのラーメンと気になっていた、チャーシュー粥もお願いします。
ラーメンは醤油と塩があるらしく、醤油をお願いしました。
後客も私と全く同じメニューを頼んでいて、一瞬真似をされたのかと思いましたが、オーダー時の接触は無いので偶然でした。
7分後に片付けられて、消毒後に仕切り板の置かれたテーブル席へご案内。
店内は総店主さん、女性店員さんの体制。
許容範囲内の待ち時間ですが、厨房にもう1人居ると更に回転は早いかも。
やや待って、着ラー。
それではスープから。
軽い油脂のコクに優しい醤油タレの塩気、淡麗な鶏清湯が感じられます。
インスパイア元は「がんこや かるがんラーメン 千代田本店」の「みぞれラーメン」だと思いますが、今や県内の各店舗で提供されていて、茨城県の新たなご当地ラーメンとなる可能性も感じるメニューです。
本店の「ら麺はちに」は濃厚鶏塩白湯らしく、閉店した系列店の「ニチハンメラ」は「濃厚魚介白湯」、他は豚骨スープでした。
鶏清湯は意外であり、初動ではベースの軽さに物足りなさも…
ただ、初動から近隣の大根おろしが感じられたように、各具材の存在感が際立つスープです。
次に麺を。
麺は低加水の中細ストレート麺。
スープを適度に持ち上げて、上質な小麦感のある歯切れと味わい。
三河屋製麺の麺箱がありました。
茨城県で使用しているお店はまだまだ少ないのですが、都内の美味しいラーメン屋ではよく使われている製麺所かと思います。
その昔、茨城の美味しいラーメン屋が使う製麺所と言えば、菅野製麺所が圧倒的でした。
その後、自家製麺に切り替えるお店も多い一方、水戸周辺だと麺工房ミタミなども多種多様な美味しい麺をつくるようになったと思います。
10年前より、茨城でも製麺のレベルはかなりアップしていると思います。
でも、三河屋製麺はやはり美味しいですね。
麺量は体感160g程度です。
具はチャーシュー3種、南高梅、黒バラ海苔、大根おろし、メンマ、白ネギ、大葉です。
チャーシューは、豚レアスライスチャーシュー2枚、豚釜焼きチャーシュー、鶏ムネチャーシューです。
チャーシュー群を広げると、丼を覆い尽くすかのよう。
豚レア・スライスチャーシューは薄いのですが、柔らかで大きくて食べ応えがあります。
豚釜焼きチャーシューは、炭焼的なフレーバーもあり、肉の旨味が溢れ出ます。
このチャーシューは旨いなぁ。
鶏ムネチャーシューは、フワッと柔らかで美味。
最近の新店はノーマルで900円を超えてくるよなぁ…と食べる前は感じますが、特製のようなチャーシュー群にはお得感を感じます。
南高梅はトロッとした梅肉の酸味、塩気、甘味が絶妙に感じます。
淡麗鶏清湯スープなので、南高梅がよりダイレクトにシンプルに感じられます。
黒バラ海苔は磯風味が良好です。
終盤はスープに旨味を供給して、深みを与えてくれました。
大根おろしは一口目のスープ時に仄かに感じましたが、チャーシューを拡げたりしていたら埋没してしまいました。
丁重に扱うべきだったかな…
穂先メンマはコリシャキで食感良好。
白ネギの手間の掛かりそうなスクウェアな切り方は、美味しいお店で良く見掛けるタイプ。
大葉の風味も本ラーメンに合います。
チャーシュー粥は、思ったより大きめな丼に一般的なお粥とご飯の中間的なライスにコマ切れチャーシュー、メンマ、水菜が載っていて、チャーシューのタレやブラックペッパーが掛けられています。
このタレが凄い美味しいのですが、普通のご飯の方が合うようにも…
でも、食べやすくて、ズルズルと入っていきます。
量も一瞬残そうかと思ったくらいの多さでした。
そして、ラーメンスープとの往復運動に入ります。
あっという間に完食。
好みはあると思いますが、これまでに無かったタイプのみぞれ的なラーメンでした。
既にファンも多そうです。
ご馳走様でした。