この値段でも名古屋コーチンが感じれるコストパフォーマンスの高さで、ラーメン業界全体に敬意を表したい一杯だった~!の巻
3月下旬のお昼に訪問。先待ち客4名、後客名。
逆ギレした常連客から、有り得ない仕打ちを受けて話題となったお店へ。
SNSやネットニュース、テレビでもモザイク入りの動画を見掛けました。
皮肉にも初訪問の切っ掛けとなった次第。
水戸市赤塚の本店には行ったことがありますが。
2階はデカ盛りで有名なお店でしたか。
先待ち客が4名ですが、店主さんが来られて、断りを入れてから先にご案内。
「す、すいませ~んm(_ _)m(超ラッキー!)」
カウンター席へ案内しつつ、冷やが到着。
「お決まりになりましたら、お呼び下さい。」
メニュー表には、騒動の切っ掛けとなった、「トッピングの後から注文(追加含む)はできません。」の記載が有ります。
問題の客は、刻み玉ネギを数分置きに何度もオーダーしていたとか。
嫌がらせ?
そもそも私は、着ラー後にトッピングを追加で注文した記憶はないなぁ...
それを数分置きに何度も...
よって、お店側もこのようなルールを選択せざるを得なかった次第。
らーめん(醤油)350円+鶏皮チャーシュー 200円+刻み玉ネギ 50円+塩ネギチャーシューごはん 350円を口頭でお願いします。
少しして、先にお会計を。
これだけ頼んでも、千円でお釣りが来るのです。
店内は接客の女性店員さんに男性店主さん、男性店員さんと妄想する体制。
卓上には、一味唐辛子、白胡椒、ブラックペッパー、爪楊枝、割り箸が有り。
あの客は一味と白胡椒、爪楊枝500本をラーメンに全投入したのだとか。
すぐに、やや小降りなラーメンとボリューム感のあるチャーシューごはんが到着。
店内は決して広くはないので、回転を上げることが重要なのだと思います。
食べる方も嬉しい限りです。
それではスープから。
鶏油のコクにやや強めな醤油タレの塩気と旨味、宗田節と妄想する節の旨味に名古屋コーチン使用という、ふくよかなコクも感じられます。
この値段でも地鶏が感じられます。
赤塚本店でも感じましたが、とてもこの値段で提供できるとは思えない味わいです。
次に麺を。
麺は加水中程度の中細ストレート麺。
スープを束になって拾い、硬めな張りとパツッと歯切れも良し。
昔ながらの美味しいラーメン屋さんが使っていそうな味わい。
水戸市の麺工房ミタニの麺箱が有りました。
麺量は140gとか。
値段的に申し分がないです。
具はチャーシュー、鶏皮チャーシュー、刻み玉ネギ、メンマ、海苔です。
豚バラチャーシューは、脂身がトロッとして赤身がホロッと崩れます。
この値段でこのサイズは立派です。
お肉屋さんからは仕入れ価格を10%上げると言われたけど、ラーメンの値段は据え置くとか。
頭が下がります。m(_ _)m
鶏皮チャーシューは、皮と周辺のコラーゲン質がトロコリで、お肉は柔らか。
味付けも良く、これはマジでビールが欲しくなるヤツw。
刻み玉ネギはエグミがなくて、ショリシャキ。
これは合いますね。
俺も追加で注文したくなりますwww。
メンマはコリシャキ食感。
海苔は麺に巻いてパクリ。
塩ネギチャーシューごはんは、焦がし醤油のような香ばしさのあるバラチャーシューがタップリ。
塩タレに浸かったネギも量が多めです。
ごはんも多め。
「残してご免...」をしようと思ったが、玉葱の浮かんだスープとの連複運動で、いつの間にか...
あっという間に完食~。
この値段でも名古屋コーチンが感じられて、これだけ頼んでも千円でお釣りがくる、素晴らしいコストパフォーマンスでした。
今、得た満足感は自然と食器らを天板に置き、布巾でテーブルを拭き取る行動となります。
店員さんからは「有り難うございました!また、お待ちしています!」
と弾む声が聞こえて来ます。
「いやいやこちらこそ、ありがとう。」と恐縮します。
これがお店側と客との健全な関係性のはず。
改めて美味しいラーメンを提供してくれる、業界全体に敬意を表したくなる一杯でした。
ご馳走様です。