饗 くろ㐂(東京都 千代田区)by【限定】鱈塩そば 1,400円 | ピップのブログ

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12月中旬、お昼に訪問。先外待ち客14名、帰りの待ち客6名。

12月12~17日迄の昼夜各30食限定なので、先アゲ。

午後からの出張前に休暇取得で麺活を。

「麺屋吉左右」で食べた後、移動時間30分弱のこちらへ。

そちらのレポは後ほど..

こちらは、TRYラーメン大賞2016-2017の名店塩部門第1位、味噌部門第3位とか。

そういえば、メニューを一新されたそう。

本誌は未購入ですが、それも評価されたのかな?

店員さんに食券購入を促されて、店内へ。

基本の塩そばは千円から..

限定メニューは、昼夜10食限定「道産の雲丹そば」とこちら。



券売機は両方とも点灯してたので、こちらの限定6ボタンをポチッとな。

しかし、1,400円かぁ..

接客は非常に統制がとれています。

「先に食券を購入していたお客さんの後ろに並んで下さい」

と丁寧に言われてたり、小窓が空いて歩道のもっと脇に並んでくださいと言われたり。

そして、回転がすこぶる早い。

最近、回転の悪い新店にイライラしたりもしますが、名店は違います。

到着から19分後に中へ案内。

店内は男性店主さん、
男性店員さん3名の体制。

手際の良い作業で、
9分後に一気に三杯の鱈塩そばが到着。

それではスープから。

香味油のコクにキレのある塩気、
鮮魚な鱈の旨味がブワ~と拡がり、
口中及び鼻腔が支配されます。

ウォッ!淡麗系ながらもキーの高い鱈の旨味が凄い!

烏賊オイル使用という香味油もいいね。

このコクが出汁と良く合います。

出汁は羅臼昆布と鱈の頭からとっているとか。

故郷の郷土料理である、
じゃっぱ汁(鱈のアラと野菜等を煮込んだ汁物)
を連想させますが、こちらの方が圧倒的に出汁が強いです。

熱々なのも好印象。

これは雑炊風も美味しそう。

次に麺を。

麺は多加水の平打ち中太手揉み縮れ麺。

スープを適度に持ち上げて、
熟成された瑞々しいプリモチな食感。

麺の味わいも上等。

麺量は160gで十分な量です。

具は、 真鱈の酒塩煮、白子、 真鱈の肝、
牛蒡のオイル煮、三種類の水菜(からし菜)です。

真鱈の酒塩煮は、
身の細かい解れ具合からも新鮮なのが分かります。

淡麗な味わいですが、大判な切り身が2切れで、量的には十分。

白子はプリプリ!

白子は田舎でよく食べてましたが、
こちらは真鱈ではなく、スケソウダラの白子とか。

一般に商品としての価値は、
真鱈の白子と比べるとかなり低いようですが、どうしてどうして!

新鮮さが感じられて、トロッとしたながらも意外にスッキリとした後味。

ポン酢で食べたくなりますw。

真鯛の肝は濃厚なコッテリ感。

少し癖があるので、食べ手を選ぶかも?

ですが、これはポン酒が欲しくなりますw。

牛蒡のオイル煮はモサッとせず、繊維質が解れやすい。

本当に潮の香りの中に力強い土の香りが漂いますよ~。

水菜、赤からし菜、紫色の赤水菜は単一では出ない
シャキショキな食感がアクセントに。

あっという間に完食~。

鱈の旨味に溺れそうな一杯でした。

夜まで続々と鱈が込み上げてきて、二度三度も楽しめましたw。

いや~、満足満足♪

でも..1,400円かぁ..

でも、いい経験をさせてもらったなぁ..

でも、茨城で1,400円のラーメンなんか食べたことが無いしなぁ..

採点は悩むなぁ..

ご馳走様でした。


饗 くろ㐂
東京都千代田区神田和泉町2-15
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