‘‘カクテル・オクターブ’’シリーズの二つ目はダージリンの美味しさ。


スタイルはオクターブ1を踏襲しました。
1と違う点はアマレットの代わりにダージリンリキュールを加えるところ。
ヒマラヤの稜線が目に浮かぶような浮かばないようなそんな美味しさ。かな??

カクテル名はインド・ダージリンを走る機関車から。
銅のマグカップで機関車の雰囲気に寄せてます。
ダージリン・トイ・トレインは標高2000メートルを走る登山鉄道で、世界遺産に登録されている文化遺産です。力が弱くのんびり走るので全然実用的じゃないけど、トーマスさながらのかわいらしい外観が愛されているようです。

味わいは、甘すぎず爽やかなレモンティーフレーバーとなります。
1と同じく‘‘バック’’スタイル。レモンジュースとジンジャーエールが紅茶リキュールにとてもよく合います。


《レシピ》
・カナディアンクラブ・・・30ml
・ダージリンリキュール・・15ml
・ダージリンシロップ・・・5ml
・レモンジュース・・・・・10ml
・ジンジャーエール・・・・90ml


●ビルド

バー・オクターブのオープン10周年を記念して作りました。‘‘らしさ’’を意識して。

記念カクテルですから、オクターブらしさを形にしたかったのです。
そのらしさってのが映画好きってところでした。
映画に因んだカクテルというのが色々とある中から、まずはアレンジベースにするカクテルを探しました。
そのカクテルに手を加えて美味しく仕上げるという目論見です。

私が選んだのは、熱狂的なファンも多い作品「ゴッドファーザー」でした。
映画(正確には映画原作)に因んで誕生したカクテル・ゴッドファーザーはウイスキーとアマレットの組合せ。
それをレモンジュースとジンジャーエールでまとめるレシピに仕上げて完成となりました。


バー・オクターブは2023年で16周年に入ります。
カクテル・オクターブ・シリーズは現在スリーまで。
シリーズの目標は108かな。煩悩の数まで作れたらいいな!
それまでどうぞ、オクターブを愛でて頂けましたら幸いでございますです。


《レシピ》
・カナディアンクラブ・・・30ml
・アマレット・・・・・・・15ml
・ジンジャーシロップ・・・1tsp
・レモンジュース・・・・・15ml
・ジンジャーエール・・・・90ml


●ビルド
ブラッディメアリは別に血まみれではないけれど、こちらはガチでブラッディでした。。



スコットランド・バノックバーンにて戦争があったようです。1314年。
スコットランドとイングランドの因縁の戦い。
数でも力でも圧倒的だったイングランド軍が大敗を喫した戦いだったようですよ。

だからですね、ベースにするのはスコッチウイスキーに限定されるのです。


スコッチウイスキーと言っても幅が広いですが、巷で好まれているのはアードベッグをベースにしたものですね。とても燻臭いモルト。オクターブでも特に指定が無ければアードベッグ10年を使用します。

美味しく仕上がるのはどれかなと、いろいろなモルトを試してみました。並べて比べるとはっきりと分かる個性の際立ちがおもしろかったです!
例えばラフロイグ。ヨード感がトマトを別の果実に変えたようにフルーティーに。
例えばアベラワー。麦のニュアンスと、甘いフルーツのようなスイーツ感が。
例えばキルホーマン。トマト感もピート感もあり、バランスの良さはまさにマリアージュ。
などなど。

アイラモルトを中心にたくさん試飲した結果、強いピートフレーバーが飲み飽きない美味しさとなるアードベッグをオクターブは選んだのでした。

また、どのウイスキーを選ぶにせよ、ひとつまみの塩をアクセントにするとさらに美味しくまとまるでしょう。


《レシピ》
・アードベッグ10年・・・・・・30ml
・トマトジュース・・・・・・・90ml
・塩・・・・・・・・・・・・・1つまみ


●ビルド