久しぶりに飲んだら美味しかったレゲエパンチ。その味で若き日の甘酸っぱい思い出が甦るかと思ったけど、私にはそんな思い出は無かった。。


さて、レゲパンである。言葉を略したくないので私はレゲエパンチと言うけれど、滑舌悪いのでレゲパンと言いたいのよほんとは。カシスオレンジも絶対に略しません。でもカシオレって言いやすいですよね。そうそう、一番言いにくいのが源氏物語。物のとこが言えなくて詰まっちゃう。私はいったい何の話をしてるのだ。


レゲエパンチは1990年、仙台国分町のバーテンダー黒澤亮一氏が、お酒があまり飲めない女性のために作ったのが始まりだそうです。
その女性がレゲエ好きだったのでこのネーミングに。
それが現在、東北では知らない人がいないんじゃないかと言われるくらいに有名になりましたね。

関東ではピーチウーロン、北海道ではクーニャン、関西では上海ピーチ。同じカクテルですが、呼び名が違います。シンプルなレシピなので日本中で同時多発的に誕生し、美味しさから各地ですぐに人気が出たのでしょうね。


《レシピ》
・ピーチリキュール・・・45ml
・ウーロン茶・・・・・・90ml


●ビルド
酒で乱れる男が愛したカクテル、、なのか。
彼は愛すべき酔っぱらいだったのか。。?


カクテルは1950年代に生まれていたようです。
飲み過ぎて毎日ふらふらと帰る男ハーベイが好んでいたのが、ウォッカのオレンジジュース割りにガリアーノを加えたカクテルだったとか。

まっすぐ歩けなくなるほど飲んだ時ってさ、なんだか歌いたくなるし、自動販売機の温もりを求めて隙間に潜り込みたくなるし、電柱とか壁があると叩きたくなるんよね、わかるー。あウソウソわかんなーい。


そんなトム・ハーベイのカクテルに目を付けたのがジョージ・ベドナルでした。ガリアーノを売り込むために1970年代頭頃に動き出したのです。カクテル‘‘ハーベイ・ウォールバンガー’’は人気となり、ガリアーノの売上を何倍にも伸ばしました。


ガリアーノはアニスやバニラの香りが特徴的な複雑な香味のリキュール。
ほんの少し加えるだけでカクテルの表情がガラリと変わります。


ウォッカのオレンジジュース割りはスクリュードライバーというカクテルですね。そこにアクセントを加えたものがこちらのカクテルになります。
できればオレンジの美味しい時期に飲んで頂きたいですね。例えば美味しいネーブルオレンジが出回る冬から初夏に掛けて、とかね。


とても飲みやすいけど強いカクテルですから皆さんは気を付けてくださいね!自動販売機と壁の隙間に潜り込まないようにね!


《レシピ》
・ウォッカ・・・・・・・40ml
・オレンジジュース・・・100ml
・ガリアーノ・・・・・・5ml(垂らす)


●ビルド
3つ目のカクテル・オクターブはダッチコーヒーのショート。ダッチコーヒーもオクターブ‘‘らしさ’’のひとつかも。


ダッチコーヒーを仕込むようになってどのくらい経つでしょう。12~3年かな? 
最近は‘‘コールドブリュー’’なんて言い方をしますよね。近頃のコールドブリュー・コーヒーをみてみると中煎り豆とかでスッキリ仕上げてる印象が。昔ながらのダッチコーヒーは深煎り豆を使ったコク深く丸い仕上がりのような気がします。
どちらも‘‘水だしコーヒー’’で、カテゴリーに違いは無いけれども。時代の嗜好性でしょうか。
私は昔ながらの深煎り豆の味が好きなので、オクターブでは私好みになってます笑。

そんな水だしコーヒーを堪能できるカクテルが‘‘キャラメッロ・シェケラート’’です。
キャラメルシロップのアクセントで美味しくまとめました。

ベースにするのはオリジナルのコーヒーウォッカ。水だしコーヒーメーカーに、水の代わりにウォッカをセットして、ポタポタゆっくりと落として作るのです。

ショートカクテルなので量が少なく、お腹が満たされていても大丈夫。食後のコーヒーをどうぞ!


《レシピ》
・コーヒーウォッカ・・・20ml
・ダッチコーヒー・・・・45ml
・キャラメルシロップ・・5ml


●シェーク