ご訪問ありがとうございます。
最後に勤務していた小学校の教室に設置した“10段チェスト”
について、昨日まで5回に分けて紹介してきました。
⇒10段チェスト1段目
10段チェスト2段目
10段チェスト3段目
職員にチェストの説明をする時に、より使いやすくなるポイントを
お伝えしました。それは、
使用頻度と高さを考える ということです。
一般的に、モノを取りやすい高さは、目の高さから太もも
ぐらい(気をつけ、をした指先ぐらい)と言われています。
だから、よく使う引き出しを取りやすい高さにすると体に
負担が少なく、使ったモノを元に戻すのも楽です。
なので、よく使う引き出し、例えば“給食”は毎日使うので、
子どもにとって取りやすい高さにすることが大切です。
でも、小学生の場合、1年生と6年生では平均身長が30㎝
も違います。チェストの高さが約100センチなので、高学年
では、取りやすい1段目は、低学年の小柄な児童にとって
は、目線より高くなり、取りにくい高さになるのです。
だから、一概に○段目が取りやすい、とは言えないのです。
そんなことを職員に説明して、実際対象の児童の身長と
クラスの使用頻度に合わせて引き出しをセッティングして
使っています。使用例がこちら。
↓
これは、4年生で使っているチェストですが、給食が1段目で、
2段目からふくろ、クラス名ぼ、文ぼう具、本読みカード、
ノート、算数プリント、国語プリント、ほけん、理科プリントの
引き出しになっています。
最初1段目にあった“ほけん”の引き出しですが、このクラス
では、ほとんどこの引き出しを使うことがない、とのことで、
9段目にしたのでした。
引き出しが多いチェストを使う場合、使用頻度と高さを考える
とさらに使いやすさが増すのでおススメです。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。