昨秋、帯広にちょっと長めの滞在をした際に、学生時代研究室が一緒だった親友H君の案内で市内の炉ばた居酒屋で久しぶりに北海道の海産物を堪能した
忘れかけていた驚きを、30数年ぶりに味わうことができた
何にせよ、海鮮魚介類が大きい、身が厚い、食べ応えがある
まだ世の中が寛容というか、あまりギチギチに大人ルールを強要しなかった時代のことだが、街なかの居酒屋で新入生歓迎会(当時は、新歓コンパと言ったが今は?・・・)が開かれた際、テーブルに出て来た「ほっけ」の大きさに腰を抜かしたことを思い出す
自分の地元、東北の片田舎のスーパーや魚屋に並ぶ「ほっけ」は、北海道のものと比べたら鯵のひらきサイズだ
お相撲さんと幼稚園生ぐらいの差があった
食べ応えはもちろん、脂の乗り、うま味、塩加減、どれをとってもメジャー級で、内地の魚屋さんには申し訳ないけれど、勝負にならなかった
「ほっけ」ばっかり食ってんじゃねぇぞと先輩に笑われるくらい爆食いしていたが、学生のコンパあるあるで、ほとんどリバースしてしまったことが残念
今はその驚きも時の流れとともに忘れかけていて、鯵の開きサイズの「ほっけ」を箸でちまちまほぐして食べることに何の不満も物足りなさも感じなくなっている
そんな自分に北海海鮮のダイナミックさを思い出させてくれたのが、帯広市内、街なかの「炉ばた 魚千」
所在地: 〒080-0012 北海道帯広市西2条南9丁目20
電話番号: 0155-25-1569
女将さんと女性数名が切り盛りする厨房をぐるっとカウンターが囲む店構えになっていて、一段高みになったカウンター棚に新鮮な魚介や干物が所狭しと並べられている
親友のH君が、好きなモノを頼みなよと言ってくれたものの、何から食べたい自分なのかも分からずに圧倒されていたら、まずはホタテの刺身を食べてみようと頼んでくれた
このホタテ、刺身なのかい!!というほどの厚みで、その厚さは内地で食べるホタテ二個重ねたの厚さ以上のようなボリュームだった(写真を撮ってくれば良かった)
かと言って、大味なわけも無く、身の締まり具合、甘味、ホタテ独特の香りが抜群で、結局、H君の分までほとんど食べてしまった(H君すみません)
そして、何十年ぶりの「ほっけ」との再会、脂のうま味が五臓六腑に沁み渡り、ちまちまほぐさなくても箸でぐっと掴むと身がごっそり口に向かってくる幸せを何度も味わうことができた
刺身、イカ焼き、ほかにたくさん食べたが、もうお腹いっぱいで、何がどこに納まったのか分からないくらいに食べつくした
食事をして、こんなに幸せな気分になったのは久しぶりも久しぶり、記憶にございませんくらいのインパクトだった
予約をして行かないと簡単には座れないお店らしいが、H君がちゃんと電話を入れていてくれたおかげで、素晴しい夜の食事ができて幸せだった
機会あったら、また訪れたいお店
その機会、早く作らなきゃ
あ~、すぐにでも帯広に行きたい
