こんにちは。気功師の佐伯です。
メルマガでもたびたび取り上げているムリタアーサナという技法があります。
成瀬雅春先生がシャバアーサナのことをムリタアーサナと呼び変えているので、僕もそれに倣いムリタアーサナと呼んでいます。
なので、ポーズを検索したいときはシャバアーサナで調べた方が早いでしょう。
(サムネイルは頭の後ろで両手を組んでいますが、仰向けに寝ていると思ってください…）
とはいえ、ムリタアーサナのポーズ自体はとてもシンプルで床に仰向けになって寝そべるだけです。
腰が痛いという方はタオルやクッションを敷いて調整すると良いでしょう。
床の硬さが気になる人は、少し厚めのヨガマットを用意するとポーズを取ることができると思います。
さて、ムリタアーサナではリラックスの勉強ができます。
椅子に座った状態で身体の力を抜くのは難しいですが、床に寝てしまえばだいぶ簡単になります。
椅子から転げ落ちることを怖がらなくてよくなるからですね(笑)
でも、けっこう重要なことです。
そして仰向けに寝たら、後頭骨で頭自体の重さを感じるようにします。
後頭骨で重さを感じないということは、首に力を入れて頭を浮かせている可能性があります。
これは脱力とは呼べませんよね。
仰向けになったときに、そういった首の筋肉の使い方が自然と発動しているということは、ベッドで寝たときに身体が力んでいる可能性も出てきます。
無意識の良くない身体の使い方を矯正する練習でもあります。
なので、後頭骨で頭の重たさを受け止める意識で寝そべっていてください。
頭全体の緊張がほぐれていくうえに、脳の中までだんだんクリアになるような感覚が得られるはずです。
頭蓋骨の筋肉は大きくはありませんが、薄く広く頭全体を覆っています。
骨を締め付けるように全体的に力を入れ続けていたとしたら…
まるで常にはちまきをギチギチに絞めているような状態ですね。
考えがまとまりにくくなるもの無理はありません。
もし日頃から、頭がすっきりしない、重たい、慢性的に頭痛があるというなら、一度は試してみて欲しいポーズです。
ムリタアーサナ、またはシャバアーサナ、おすすめです。
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