杭打ちのデータ改ざんの意味するもの。 | 京都府の建設業に必須のISO わずか3ヶ月で取得可能!ライトロード規格

京都府の建設業に必須のISO わずか3ヶ月で取得可能!ライトロード規格

京都府や京田辺市でのISOコンサルタントはお任せください。30枚以内の、シンプルでわかりやすいマニュアルが得意です。ISO9001、ISO14001などの支援を専門にしているコンサルタントです。AS9100(航空・宇宙)もおこないます。質の高いコンサルです。

杭打ちデータの改ざんが大きな問題になって、1か月以上たった。既に収束状況にあると言っても過言ではあるまい。
マスコミでも、大きく扱われることが無くなってきている
それ程、建物に影響が及ばないという事のようだが?本当なのだろうか?
建物が傾いたら、大問題のように扱われ、たいして影響が出ていなければ、問題にされない。
マスコミの対応に踊らされているといっても良いのかもしれない
テロ問題も、未然に防いだ事は、ほとんど報道されないし、テロが起こると報道されるが、余り話題性のないものは、ほとんど知らされることはない。
杭打ちという工事は、それ程影響のない工事なのか
地下に入って見えない工事である。見えるものであれば、直ぐわかるが、見えないものとなるとどう判断するのか?
ISOでいう妥当性の確認である
どのような機器で、どのような判断基準で、資格ある人がどのように行ったのかという事が確認されなければならない仕組みになっている。
妥当性の評価に関しては記録が求められる。杭打ちのデータに関しては必ず必要な記録となる。
工事関係者は、記録の必要性は教えられたとしても、どうしてこの記録が必要なのかという事は教えられないのだろうか。
日本人の弱点として、言われたことはきちんと行うが、なぜそうするのかを考えることはないように思う。なぜ?と質問すると「言われたことをしたらええんじゃ!」という答えが返ってくる。
基本的に、質問が許されない体質なのかもしれない。
でもこれは、大きな問題を内蔵していると言える。
上の者の考え方ですべてのものが決まってしまうという事である。
人間にとって大切なことは、何故?なぜ?ナゼ?と質問することにある。font>
人間は質問を通して情報を取り入れ、それを自分で構築し融合して、知識や知恵に発展させてゆくのである。
しかし、何故?と言う大切なことが欠落するなら、成長はおろか、正しい判断を下すこともなくなる。
杭打ち作業で、何が大切なデータなのか?なでこの記録を取らなければならないのか?取れない場合はどのように対応するのか?その点が明確になっていなければならないであろう。
工事関係者が良く作製する作業手順書や作業標準書である。
これらが無かったとは信じがたい。その作業手順書にそのようなことが明記されていないとすると、これまたおかしな事である。
日本の建設、もの作りの現状がこのようなものなのか?とびっくりする。
少し、考えればわかりそうなものである。
モラルやポリシーを捨てた日本企業に明日はあるのであろうか?
いいえ!あるまい。