「友達とは遊べるのに学校は行けない」不登校のお子さまの心の中
おはようございます。不登校専門カウンセラーさくらです。
読者さまからこんなメッセージをいただきました。
不登校で外に出られないという子供の話を聞きますが、
うちの子は、友達が学校から帰ってくるのを待って、一緒に公園に遊びに行きます。
外に出られるのに、なぜ学校には行けないのでしょうか?
「友達と遊べるなら、学校にも行けるのでは?」
親御さまは、思いますよね。
友達とは遊びに行ける。
楽しそうに帰ってくる。
笑っている。
「それなら学校にも行けるのでは?」と誰もが思います。
でも、学校と友達遊びは、まったく違うのですね。
外に出るというのは、学校に行くのも外だから、「外に行く」は共通しています。
親御さまからすると、家にばかりこもっていないから「元気になったように見えてしまう」のですが、
元気というのは心も含まれるんですね。
友達と遊ぶのは、
「自分が遊びたい友達」
「自分が行きたい場所」
「自分をそのまま出せる空間」
だから、動きたくなるのです。
でも学校は違う。
クラスの子は知っている。
でも、「自分を出せない」そう感じているお子さまは少なくありません。
実際に、不登校のお子さまたちは、
「友達同士で輪になっているところに入ろうとした時、ちらっと見られただけで苦しくなる」
そんな繊細な気持ちを抱えていることがあります。
親御さまから見ると、
「そんなことで?」「自分から声をかければいいじゃないの?」と思うかもしれません。
でも、お子さまからは、声が出せないんです。
勇気が出ない、不安が先立つ。心がぎゅーっとなるくらい、しんどいことなんですね。
だから、家では普通に話せても、学校の話になると止まってしまう。
その奥には、「行けない自分への苦しさ」
そして、「気持ちをわかってもらえない、もどかしさ」が隠れていることがあります。
お子さまのことを知りたい。何かできることをしたくて、
「どうして友達と公園には行けるのに学校には行きたくないの?」
と聞いてしまう親御さまもいると思います。
その時のお子さまの様子は、どうでしょうか?
親御さまの求めている納得できる答えは返ってきましたか?
でも、中途半端に言葉をにごされたり「別に」とか短い言葉で終わってしまうなら、それが今のお子さまの状態です。
話せない。話したくない。さらにお子さま自身も、うまく言葉にできないことが多いんです。
もし、あなたが何かお子さまに話しかけて、しっかりした返事が返ってこないなら
それは言葉にならないということ。
こういう時に、親御さまに大切にしてほしいのは、
「気持ちを話させること」「次へ進ませること」ではありません。
「友達と遊べてよかったね」と、今を受けとめるだけでいいんです。
多くの親御さまは、「それではいつまでたっても学校に行けない」と思いがちです。
お子さまは、友達と遊べる時間が嬉しい。だから身体が動く。
やっと安心できる場所が見つかったかもしれません。
今は公園なんです。自分が出せる仲のいい友達の段階なんです。
親は、すぐ次に行かない。先回りしない。
「友達と遊べるだけで、十分だよね」
あたたかい広い気持ちで親が自分を見ていてくれると、お子さまは少しずつ安心が増えていきます。
その日々の先に学校が少しずつ見えてきます。
不登校のお子さまは、全部ができないわけではありません。
「安心できる場所では動ける」ことも多いんです。
その安心できる範囲を広げていけるのはお子さまです。
だから、「なぜ学校だけ行けないの?」
ではなく、「今、安心できているのかな?」
という視点で見ると、お子さまの様子を心配しなくても変わっていきます。
大丈夫。
お子さまは、ちゃんと前に進んでいますよ。
いつもあなたを応援しています。
★あなたの声かけはお子様にあっていますか?先回りに気づけるだけでお子さまは元気を取り戻してきますよ。
お一人一回限り、遠慮なくお声がけくださいね。