胸腔共鳴から顔面共鳴へと移行する際の弊害 | 音域を伸ばしたいヴォーカリスト必見!1年以内にあなたの音域を倍以上にするボイストレーニングを伝授します!

音域を伸ばしたいヴォーカリスト必見!1年以内にあなたの音域を倍以上にするボイストレーニングを伝授します!

.ヘヴィメタルのハイトーンボイスに特化したボイストレーニングを受けてきた著者が高音域発声に特化したボイストレーニングをお教えします。

こんばんは‼︎

 

ヴォーカリスト兼ボイストレーナーのKです。

 

 

今回のテーマは共鳴です。

 

ロックを本格的に歌うなら顔面の共鳴が重要

なんだ‼︎

 

 

これは僕が僕の師匠から10年以上に渡って教

わった内容ですが・・・

 

これは本当に間違いなくて僕のブログでも散

々記事にして参りました。

 

 

前々から声を当てにいくポジションの重要性

を解説してきた当ブログですが実際問題、我

々日本人は日常会話で慣れ親しんだ胸腔共鳴

に頼る傾向が強いです。

 

 

 

アンザッツで言うのであれば「2」をメインで

使うのが胸腔共鳴。

 

この共鳴は我々日本人が慣れ親しんだ発声でも

あるので非常に安心できる反面、高音域発声は

苦手です。

 

それに対して「1」「3b」「3a」をメインで使

うのが顔面共鳴。

 

英語圏の人はこちらをメインに使う人が多い。

 

この共鳴は音楽的には中音域の音域が基本であ

るため上にも下にも行きやすい。

 

アンザッツの図面でもちょうど真ん中にありま

すでしょう?

 

さらに英語圏の人は子音が強いので「1」が自動

的に強化されて行きます。

 

この長所はアクセントがつけやすく音楽的表現が

比較的、簡単。

 

なので英語圏の歌手はキーが高い人が多いんです

ね。

 

・・・・

 

とは言え別に「2」が悪いわけではありません。

「2」の利点もたくさんあります。

 

例えば。

 

低音域では音を太くしますし。

これは高音域にまで影響を及ぼします。

音を太くするのには不可欠な要素。

 

「2」に偏りすぎちゃうのが問題なんですよ。

 

「1」「3b」「3a」がバランスよく使えていれ

ば「2」が鳴っていても何も問題ないのです。

 

「2」に偏った発声はその上にある口腔共鳴の

アンザッツ「1」と鼻腔共鳴を使うアンザッツ

「3b」「3a」への声の通り道を閉ざしてしま

うため高音域発声への道筋も閉ざす事になりま

す。

 

なのでこの声の通り道をしっかりと担保してお

くことは必須です。

 

 

これは現在のボイトレメソッドでトレンドにも

なってるミックスボイスを練習すると獲得でき

るでしょう。

 

ミックスボイスは口腔共鳴と鼻腔共鳴を完全で

はないにせよ使えるようにはなります。

 

 

口腔共鳴と鼻腔共鳴が使えないとその先にある

頭頂共鳴を使った最高音域まで登れませんから

ね。

 

ただこれはあくまで発声の基本のテクニック。

 

この声さえ出せればなんでも歌えるわけではあ

りません。

 

ベルカント時代の声区融合と比べれば現代のト

レンドであるミックスボイスメソッドはその程

度の初歩的で幼稚なものです。

 

まあ、この話は別記事でもたくさん書いてます

しこの程度にしておきましょう。

 

 

今回は胸腔共鳴から顔面共鳴に移行した際に起

こりうる音声的な障害について解説して行きま

す。

 

発声理論的には理想的であっても実際に声に出

してみると色々と弊害は起きるんです(笑)

 

好転反応とでも言いましょうか。

 

そこで速やかに

 

あ、この声はダメだ‼︎

って判断して辞めちゃうのは尚早ですよ。

 

ってお話。

 

 

ご興味ある方はお読みください。

 

では早速本題です。

 

胸腔から顔面に共鳴が移行し始めたばかりの声

はとてもバランスが悪いです。

 

逆に胸腔共鳴はとても安定した共鳴を作り出せ

ますよね?

 

なのでついついそちらに行きたくなるのはよく

わかります。

 

けどその反面、音域が登るほど体の力も必要と

なります。

 

この声で出せるのはmid2Fまでが限界。

これ以上の音階は音声的にも美しく表現する

ことが困難となります。

 

無理すればmid2Gくらいまではいけるかも。

 

ただ、再現性は低い上に喉を潰すリスクをあり

ます。

 

何より母音が美しくありません。

 

即刻やめましょう。

 

では体に無理なく美しい音声でその上の音階に

登るには?

 

やはり口腔と鼻腔の共鳴が必要。

 

けどこの共鳴は慣れないうちは胸腔で声を響か

せていた時よりも非常に危うく安定感、安心感

を共に失います。

 

最初はコントロールすらできないでしょう。

 

ピッチは安定しないしヘロヘロした感覚。

 

裏声で低音域を歌う際にも似てる。

 

人によっては風邪で枯れたようなしゃがれた声

が出る人もいるかも。

 

口腔内に共鳴を集めると声帯はピチッと閉じて

られませんからね。

 

なので息漏れしてノイジーな声も出ます。

 

だけど仕上がってくるとこの声が良い味を出す

んです。

 

この究極系はデスメタルのデスボイスでしょう

か。

 

・・・デスメタルとはジャンル違いですがブラ

ックメタルから一曲。

 

Cradle Of Filthはイギリスのバンドですがノル

ウェーのDimmu Borugirと並んでブラックメタ

ルとしては商業的にも成功した世界的に珍しい

バンドです。

 

見せ方が上手いですよね。

 

来日した際のLIVEも見ましたがコンセプトが洗

練されていた印象。

 

そしてこのダニ・フィルスの歌声がまた素晴ら

しいです。

 

デスボイスとしても高音スクリームが得意な方

なのですがやはり「1」が強い。

 

しかもかなり強い。

 

フレーズの随所で聞こえてくる甲高く鋭い子音

と高音スクリームでも裏声っぽく聞こえないの

がその証拠。

 

おそらく普通に歌っても相当上手いはず。

 

 

顔面共鳴時にさまざまなエラー音が生じる原因

 

これらの原因としては口腔と鼻腔を跨いだ発声

であるためそこがうまく連結できないと簡単に

声がひっくり返ったような変な声も出ますでし

ょう。

 

また、鼻腔に意識を向けすぎると鼻にかかった

ような歌声になる事もあります。

 

けどここでその発声をやめないでください。

 

で、ようやくここでタイトル回収となりますが

・・・

 

 

その声は不完全なだけで

不自然な声ではない‼︎

 

 

これです。

 

端的に言うならばただ単にまだその新しい声を

使いこなせていないだけ。

 

この声がこなれて安定してくると世界が変わり

ますよ(笑)

 

喉で歌っていた感覚が顔面前方で声が鳴っている

感覚に変わります。

 

何ごともやり始めから完璧にはこなせません。

 

顔面の共鳴にしても理屈で理解できたらすぐにで

きるような簡単な話ではありません。

 

上記のような一時的には下手くそになったと感じ

るような工程を経ていく必要もあるでしょう。

 

色々な工程を経てようやく一級品に仕上がるわけ

です。

 

発掘したダイヤモンドを一生懸命、研磨していく

ような作業ですね(笑)

 

 

SNSとかでいろんな歌い手さん見ていてもこの惜

しいところで発声を変えちゃっている人、多いん

ですよ。

 

そのまま続けてれば凄い歌い手になるんだけどな

あ・・・・

 

結構、こう思う人いる。

 

勿体無い。

 

最後に・・・

 

僕のブログ記事って基本的には海外のロックヴ

ォーカリストを基準に書いてます。

 

なので国内の歌い手さんは基本的によく知りま

せん。

 

その点はご承知おきください。

 

 

ではお読みいただきありがとうございました。

 

レッスン、ご質問などのお問い合わせについて

は以下に記載しておきます。

 

 

 

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