哲人政治と政治的徳について① / 百田尚樹の怒り | 高澤 一成 「真の哲学者とは」

高澤 一成 「真の哲学者とは」

■哲学・社会学・社会思想に基づく「社会衰退の克服論」
■成人道徳教育(啓蒙)の必要性と、道徳と自由の両立

哲人政治と政治的徳について①

 まずプラトンの言う「哲人政治」と、ソクラテスの言う「政治的徳」とは全く別のものである。

 天性の哲学者である私が都知事選出馬を検討したのは、東京を一つの「都市国家」、すなわち「ポリス」とみなし、古代ギリシャで隆盛を誇ったアテナイ(アテネ)の指導者ペリクレスに憧れたためである。

 当時のアテナイは民主主義と自由に湧き、また、ペルシア戦争に大勝した後の「黄金時代」であり、「政治的徳」の代名詞であるペリクレスの治世であった。


「ペロポネーソス戦争第一年目、すなわち前四三一年の冬、アテーナイでは戦死者の合同慰霊祭が国葬として取り行われ、ペリークレスは国の最高責任者として、『追悼演説』を試みた。
 …祖国アテーナイが、いかに守るに値する素晴しい国であるかを説くことによって、そのために戦い、そのために死んだ人々が、いかに偉大であるかを、自然に納得させようとしている。」(斎藤忍随著「プラトン」より)


 当時のアテナイも海軍国であったが、日本もまた海軍国であった。
 また、当時のアテナイは「重装歩兵民主主義」と呼ばれ、すなわち中小自作農民などで構成される重装歩兵による民主主義であり、これら中堅階級の発言権が強かったが、アテナイのこれらの特徴は、中産階級が分厚くて、自由と民主主義に湧く、高度経済成長期の日本に大変酷似するのである。

 無論、日本は戦争に負けた後であったが、くしくも敗戦によって、アテーナイのような自由と民主主義による、中産階級の活気ある高度経済成長が生まれたのである。

「ペリクレスの時代はアテネが海軍国として発展するとともに、内部では民主化が徹底的に行われた。ほとんどすべての官職が市民に開放され、大多数の役人は抽選で選出された。裁判の陪審員も、市民から抽選で選ばれた。
 そして、一般成年男子市民全員からなる民会が、国政の最高機関としての役割を果たした。直接民主政がその特徴である。」(数研出版「新世界史」より)


 無論、都知事には安全保障や外交の権能はないが、中国の脅威に対して、石原慎太郎が尖閣の購入を試みたり、あるいは「朝鮮禿ネズミ」と揶揄される舛添が韓国人学校のために新宿一等地を貸与して、韓国におもねた外交を展開したりと、自治体のトップとして全く何もできないということでもないのである。
http://www.sankei.com/politics/news/160531/plt1605310072-n1.html

 尚、百田尚樹氏によれば、舛添が都知事をなかなか辞めなかったのは、韓国側から韓国人学校の土地貸与を約されていたためであり、また彼が湯河原の別荘の売却を表明したのも、韓国側から得たわいろを返金するためだとしている。

 話は飛んだが、このような日本の都知事たちもアテーナイと全く無関係ではない。

 つまり都市国家のリーダーに政治的徳があれば、アテーナイも屈強となり、また繁栄するが、アテーナイでさえペリクレス死後は、煽動政治家のアルキビアデスが出て、アテーナイをかく乱し、敵国スパルタにアテーナイの要地を占領させて、破滅に導いたように、石原慎太郎後の東京もまた、都知事選の知名度調査、人気投票によって「朝鮮禿げネズミ」と揶揄される舛添都政が誕生して、朝鮮におもねり、韓国に新宿の用地を貸与させ、今また鳥越、小池の手合いが有力候補として出馬してこれら煽動政治家による「衆愚政治」に堕し、鳥越が中国に降伏するような政治をするというように。

 だが朝鮮語が堪能な朝日新聞の論説主幹・主筆の若宮啓文は、退職後、「日本ではなく」韓国の東西大学の教授に任命されたが、その後、中国に渡り、2016年4月28日に、かの国で謎の変死を遂げている。
 また、中国の軍艦が日本の接続水域に進入した時、大手紙が一斉に社説で中国を厳しく批判したが、朝日新聞だけが次の日の社説で論じず、無関心を決め込み、また、今年の4-6月だけで史上最多となる約200回の中国軍機に対する那覇基地の航空自衛隊によるスクランブルにも関わらず、沖縄は反米・反基地一色であり、一部の勢力が米海兵隊を敵とみなして県民を煽動する有様であり、今の日本の現状はスパルタに降伏する直前のアテーナイに余りにも酷似するのである。

 ところでペリクレスの「政治的徳」とは果たしていかなるものであったのか。

 それは神話でヘルメスが人間に与えた「正義」と「羞恥」であり、斎藤忍随によれば、正義とは不正をはたらかぬこと。羞恥とは他人に配慮することである。

「この二つの徳は、そういう意味でポリスに『秩序を成立せしめ』、ポリスを『固く結合する友愛の絆』の役をするのであるから、そのまま、また人間が集団を営むための術『ポリーティケー・テクネー』でもある(プロタゴラス)」(斎藤忍随著「プラトン」より)

 わかりやすく言えば、他の動物には存しない、強い獣たちと共同で戦うための「道徳」であろう。
 無論、政治的「徳」であるから文字通り、道「徳」に相違ない。


「徳とは魂の健康にあたるものであり、美しさであり、壮健さである…、
 悪徳とはその病気であり、醜さであり、虚弱さである…。
…美しい営みは徳の獲得へと導き、醜い営みは悪徳の獲得へと導く…。」
 (プラトン著「国家(ポリーテイアー)」より)


 だが、ペリクレスの子が不肖の子であり、プラトンやルソーなどが世襲を否定するように、政治的徳とは、楽天家のプロタゴラスが言うようには教えられるものではない。

 それが対話篇のソクラテスの立場である。

 だが、日本の総理大臣・首相は近年は田中角栄を除けばほとんどが世襲政治家であり、逆に言うなら「日本のペリクレス」に相当する人物は角さんをおいて他にない。
 子が不肖というのも一致する。「コーヒーはもう飲みません。」その妻であるが。


「彼には『オリンピオス(ゼウスの称号)』というニックネームが与えられた。
 市民を経済的に潤わすために彼が起こした大土木事業は、アクロポリスの丘に美の殿堂を構築することであったが、そのように時には『民衆に気に入るような政策をとる』かと思うと、『王制的な強い調子の政策をとって』、民衆の反感をかいもしたのである。」(斎藤忍随著「プラトン」より)


 後半部は角さんよりも、石原慎太郎に似ている。
 つまりペリクレスとは角さんプラス慎太郎といった古代ギリシャの傑物だろう。

 そしてペリクレス亡き後のアテナイは舛添ごとき私心や、鳥越がごとき民衆に媚びへつらう指導者しか輩出せず、降伏するに至ったのである。

 そしてアテーナイの降伏は、道徳を切り崩しただけの自由と、大衆迎合の民主主義による堕落をも示していて、さしづめ日本、東京で言えば、偏ったイデオロギーを持つ在京キー局・大手紙の道徳排斥や行き過ぎた人権主義、中国の脅威や安全保障に対する思考停止といった自堕落的で自滅的な姿勢に合致する。

 そしてアテーナイの降伏とペリクレスの没年という、ギリシャのポリスそのものの崩壊の足音が聞こえる絶望の時代にプラトンは生まれたのである―。






■追記 7月19日
「百田よ、今夜もありがとう。」朝日新聞の反日報道に対する怒り


 関西には百田尚樹といい、松井一郎といい、しっかりした頼もしいおっちゃんがいるなぁ。
 一方東京のジャーナリストや野党はアホばっかり。
 日本のマスコミは「西高東低」の気圧配置。

 都知事選を見てもわかるように日本ヤバイ!?
 従軍慰安婦問題で韓国の立場から日本の若者を批判し、日韓グリッド接続構想の増田寛也氏。
 移民1,000万人受け入れ議連の会長の小池百合子氏。
「いったいどこの国が攻めてくるんですかね」の鳥越俊太郎。

 都知事が誰になっても、都民が誰に入れても、テレビコメンテイターから「都民の責任」と言われて、他の地方の人から「アホ」とか「反日」とか言われます。

 少なくとも堺屋太一さんが私と同感で、この3人にウンザリしています。

 橋下徹、東国原英夫が出れないのはともかくとしても、田中康夫、中田宏、松沢成文の都知事選を期待していたのだが…。うち二人は神奈川か…。
 東京の政界やメディアにはやっぱりアホしかいないんですかね。

 これ、サッカーにたとえるとわかりやすい。

 東京にいるジャーナリストや野党はみんなセリエC1とかC2とかなんですね。
 田原総一朗 VS 岸井成格とか。
 アホの坂田 VS パチパチパンチみたいな。
 しかもただ面白いだけならいいですけど、人気芸能人が出る娯楽番組と同じ放送局の抱きかかえ放送ですから、安保法制に反対とか政治的に洗脳させられちゃうんですね。
 
 道徳を強調されるビートたけしさんとか、美輪明宏さん、曽野綾子さん、あるいは石原慎太郎さん、桜井よしこさん、百田尚樹さん、三橋貴明さん、橋下徹さんなんかがセリエA。


 橋下さんなんかはサディストですから、在特会の桜井さんや田嶋陽子さん、森永卓郎といったセリエCの人たちとばっかり戦って、勝つ爽快感を味わっている感じなんです。

 ですから、橋下さんの番組でたまに猪瀬直樹さんとか宮崎哲弥さんなんかが出てくると、セリエA同士の試合になりますから、場が締まった感じになりますね。

 現に橋下さんと朝日の記者さんたちの討論のように、セリエAの人たちが極左メディアのバカジャーナリストやバカコメンテイター、若手知識人たちと戦うと全然勝負にならないはずですから。

 そして、左翼系の人がなかなかセリエAに上がってこれないと。
 つまり左翼にはバカしかいないですから、セリエAの小林よしのりさんが、「これじゃあ健全じゃない」と思って、バランスを取るためにあえて左翼の立場を代弁していたりする、と。

 そもそもSEALDsの奥田君や在特会の桜井さんなんかは、イデオロギーは正反対ですけど、セリエCでもないタダのアマチュアなので、セリエAのチームが本気で戦うべきではないんですね。

 ただ、美輪明宏さんがほとんど唯一リベラルの代表としてずっとセリエAにいますけど、「麗人」なので、人として醜くなりがちな討論の場にはあまり参加されないと。

 これはつまりですね。

 石原慎太郎を徳川家康、美輪明宏を天草四郎と考えるとわかりやすい。
 これがセリエAの対決なんですね。
 「ナショナルダービー」ってやつです。
 別名、「三島ダービー」ですね。
 旧教国って当時、日本を乗っ取ろうとしてましたからね。
 でも、幕府は結果的に鎖国と禁教とをやり過ぎて近代化が遅れましたし、信仰の自由も捨てがたいと。

 残念ながらこのカードはもう見られないですけど。
 そして、今の「オール左翼」の在京メディアのテレビ・新聞ではアホ同士の対決しか見れないと。
 
 田原総一朗が共産党の笠井亮に「あんたは人間じゃない」と。
 左翼同士でえんえんやっているわけです。
 
 小林節が民進党を批判して、自分で政党を立ち上げたりとかね。
 基本彼らはヘーゲルの言う「恩知らずの下賤な意識」で、道徳がないですから、えんえんと内ゲバが続くと。

 これらは左翼同士の白熱したセリエCの対決なんですけど、僕みたいな道徳を重視する論客はそういう場に呼ばれさえしないんです。

 これが地デジ、在京テレビ・新聞の実態なんです。
 経済を含めてもラジオ番組の「おはよう寺ちゃん」の三橋貴明や上念司の方がよっぽどまともなこと言ってますから、鳥越俊太郎を見てもわかるように、地デジのジャーナリズムのバカさ加減は全くお話にならないんですね。

 つまり在京メディアはバカ団塊世代にメディアジャックされてる、と。
 東京のメディアは全部、よど号とかあさま山荘みたいな感じなんです。
 その人質がSMAPであったり、EXILEであったり、AKB48なんですね。


Asahi_May1_Kimura_souta
 (2016年5月1日 朝日新聞より)
 パリで起きたテロ直後の「報ステ」で「日本の国家権力を監視しろ」と言った、安保法制反対の小林よしのり氏も危険視する極左コメンテイターの木村草太氏と、それに洗脳されたアイドル。
 木村草太くんは、これら少女を人質にたてこもる、かつてのあさま山荘の闘士みたいなものですね。


 そして、ユベントスのGMだったモッジのように、審判を買収してでも八百長をやるわけです。

 たとえば放送法無視して、安保法制反対報道を9割にして、セリエCのチームやアマチュアの奥田くんが優勢になるように朝日新聞で特集を組んで、セリエAの保守系のチームに勝たせようとする。

Asahi_2015_Dec_19_SEALDs
(2015年12月19日 朝日新聞 より)


 朝日新聞にしてみれば、奥田くんなんかは、よど号やあさま山荘の実行犯の若者を見ているみたいで、イデオロギーが一緒なもんですから、シンパを覚えて熱烈に応援したくなるんでしょうね。
 「放送法も民主主義もクソもなく、これが日本の若者の代表なんだ」と。

 でも、そんな朝日新聞のC級論説主幹でも、退社後は韓国の大学で教授に任命されたり、中国に行ったりしてますが、中国に着いた途端、変死するのがオチなんです。

 いかに日本のバカ団塊世代の在京メディアが中国に一方的にシンパを持っても、向こうにとっては日本人は日本人ですから、利用価値がなくなれば用済みになるはずなんです。


「安保法制反対」、「基地反対」なんて言っている若い女性や奥さんがたは人間技とは思えない、現在でも続いている極悪非道な中国共産党の蛮行をご確認されるといい。

 中国の内陸部の社会情勢なんて、ほとんど国際社会では報道されないでしょう?

 非常に多くの普通の弁護士さんたちがいきなり何年も当局に拘束されて拷問されたり、宗教信者の臓器を売買したり、女性の性器に電気棒とか、ホントにヤバいなんてものではない。

 ISの方がマシに思えるくらい、人権や自由はおろか、法もクソもない、完全に狂っているサイコなイデオロギーなんです。

 そんなのが日本の接続水域に軍艦寄こしたり、戦闘機でレーザー照射して、絶えず日本の領空を脅かしたりしてるんです。

 中国共産党とは紛れもなく人類史上最強・最悪の集団なんですよ。

 鳥越さんのスローガンではありませんが、「攻めてよし、拘束してよし、拷問してよし。」

 皆さん、「戦争反対」っていいますけど、「向こうはそう思っていない」と。
 そうおっしゃる方、北朝鮮に拉致された被害者になってみて下さい。
「日本政府が軍事力行使してでも助けに来てくれ」ってなりますよ。
 そういう想像力は皆さんおありですか?
 皆さんの意見なら、皆さんを救出しに行くのをあきらめちゃうってことになるんですよ。
 これがアメリカならモロッコ相手にでもガンガン行けます。

 つまりこっちが「戦争反対」と言って、軍隊や集団的自衛権を否定するのはただ単に向こうの思うツボであって、中国、北朝鮮など、相手にとっては「日本と戦争中」なんです。

 今の日本人がやっていることは、道徳皆無で核と軍隊のある、「反日」が国是の武装強盗相手に、「うちには武器は一切ありません」という貼り紙を家に貼っているようなものなんです

 スイスみたいに周りがキリスト教倫理のある民主主義国家に囲まれているならまだ話はわかります。

 それでもスイスは国民皆兵制度で兵役があるんです。
 もちろん日本には兵役まで必要ないですけど。

 でも、日本はスイスと違って、ISよりはるかに強くて非道徳な国に囲まれているのに、「立憲主義」の名の下に軍隊や集団的自衛権まで否定するのは国家として完全に自殺行為でしかない、と。

 ましてロシアまで領空、領海侵犯してるんです。


 安保法制に対して愛川欽也とか大橋巨泉が「疎開して、2、3年米が食えなかったから、戦争は良くない」とか、そういうエモーションの話じゃ全くないんですね。

 私だってもしスイスに生まれたら、周りがいい国ばかりですから、皆さんに共感すると思いますよ。
 一流の保守論客のほぼ全員が戦争が良くないものだと思っています。

 そんなことは当たり前で、自衛隊はシビリアンコントロールで動くんです。
 ただ伊吹文明議員の言うように、現実の問題に備えるのが政府の仕事なんです。
「戦争反対」だから中国共産党に日本がすべて蹂躙されてもいいんですかって話。

 日本は中国と北朝鮮とロシアというとんでもない国に囲まれているんですね。
 その上日本が嫌いなトランプは米軍を撤退させると言っているんですから。

 少なくともトランプが大統領になれば、もっとアメリカの国益だけしか考えなくなって、中国は必ずそこを衝いてくるはずですから、日本の立場はますます危うくなる。
 だから、トランプが大統領になる前に、アメリカを巻き込んで、アメリカ以外の国とも安全保障条約を結んだ方がいいんですね。


 中国共産党の道徳のなさは日本の左翼メディアの道徳のなさとも違ってケタ違いですから。
 南沙諸島に居座ってシュプレヒコール上げてるバカ中国人なんて、共産党に洗脳されたバカ左翼の権化そのものでしょう?
 13億人の中国人が全員シュウ・キンペイの人質なんです。
 言論の自由も道徳もクソもなく、仲裁裁判所無視して、共産党に盲信し他国の領海を脅かしていると。
 そんなものは本当はイージス艦で正義の鉄槌を下してやるしかないのです。
 アメリカがやるのか日本がやるべきなのかわかりませんが、いつか誰かがやらなければますます増長するよと。
 イージス艦はつまり、射程範囲に入ってきた敵機なり敵艦を一方的に自動的に破壊するだけなので、いわば「完全な守り」、「最先端のテクノロジーの専守防衛」であって、こちらが完全に無傷でやれる今しかないと私は思います。
 フィリピンのドゥテルテ次第ですが、安全保障条約結んでフィリピンの領海の中国の施設をガンガンガンガン破壊すべきなんです。

 「南沙に介入するな」という意味で、接続水域に軍艦寄こしたか知りませんが、あそこは日本の船も通るんですから。
 イージス艦でアメリカと一緒にガンガンガンガン中国共産党のフィリピン領海の施設なり兵器を破壊して丸裸にすべきなんです。
 そしてアメリカ、オーストラリア、インド、フィリピン、ベトナム、台湾などと、「太平洋版NATO」とでも言うべき、安全保障条約を締結すべきなんです。
 先の大戦のABCDラインのように中国共産党を完全に封じ込める。

 今のシュウ・キンペイはロシアのプーチンと仲良くやってますけど、中国はもはやロシアのエネルギーを買えなくなって、中国もロシアも相当経済がピンチですから、これからはどんどんどんどん日本に領海・領空侵犯して、国内外に体制の正当性をアピールすると。


 そして、日本がまとまって中国の脅威を直視するには、日本の在京の「オール親中」メディアに対しては、佐々淳行さんが必要なんです。

 「無駄な抵抗はやめてさっさと投降しろ」と。

 「おまえは日本人なんだ」と。 

 よど号のメンバーだった田中義三さんも、今で言えばSEALDsの奥田くんなんだろうけど、北朝鮮に亡命して、カンボジアに渡って、結局は祖国日本のありがたみを知ることになる―。

 そして念願の日本に帰ってきて、逮捕されて刑務所で獄死した―。
「日本で、もう一度大学に入って勉強し直したい」と。

 獄中の思い、いかばかりか。









参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=fgMHnnukDEc


 百田尚樹氏によると、中国軍艦が日本の接続水域に進入した翌日6月10日の大手紙の社説は以下の通りである。

 読売新聞の社説の見出しは「危険増した挑発に警戒せよ。」「日中間の緊張をどこまでエスカレートさせるのか。中国の振る舞いは看過できない。(以下省略)」

 産経新聞の社説の見出しは「危険な挑発行為をやめよ。」「(中略) 日本への露骨な挑発を仕掛けてきた。(中略) 軍艦の進入という直接軍事力を用いる危険な挑発に出てきたことを許すことはできない。」

 毎日新聞の社説の見出しは「緊張高める行動をやめよ。」「(中略) 一段と緊張を高める行動に出たことを憂慮する。中国の政治的な意図を踏まえて考えると、今回の行動は見過ごせない。(中略)これ以上の挑発行為は中国の孤立化を深め、利益にならない。」

 百田尚樹氏によると、大手3紙がこぞって中国の挑発行為に対して非常に強い論調の社説を掲載している。

 一方、朝日新聞の社説は中国軍艦が日本の接続水域に進入した翌日の社説にはそのことについて一切触れなかった。

Asahi_Jun.10_1
(2016年6月10日 朝日新聞 社説)

「朝日は完全に日本の敵です。いまや。つまり日本を守る気、日本の領土を守る気、日本の国民を守る意志、それらを伝える意志を一切持っていません。
 朝日は日本の国民のためには一切記事は書かないぞという、そういう姿勢ということが明らかになりました。」(百田尚樹)

 その翌日、中国軍艦が日本の接続水域に進入した48時間後に朝日はようやく社説に書いた。






「日中の信頼醸成を急げ」

Asahi_Jun.11'
(2016年6月10日 朝日新聞 社説)




「「軍対軍」で一触即発の事態になる危険が高まる。」
 これ、まるでよその国のような話ですよね。中国が悪いことをしているのに、よそごとですよね。(百田尚樹)

「偶発的だったのかも不明だ。」
 これが朝日テイスト。つまり今回中国は完全に日本を恫喝したわけです。
 日本に脅しをかけてきたわけです。ところがこれを朝日が擁護しているわけです。
 「これは偶発的だったのかもわからない。偶然もあるよ。」と朝日は書いているわけですよ。
 これすごいでしょ。
 朝日はおそらくミサイル撃ち込まれても偶発的なものかもしれないと言いますよね。
 昔「一発だけなら誤射かもしれない」と朝日は一回書いたことがあるんですよね。(百田尚樹)

「事実関係がわからないまま不信が募れば、さらなる緊張を招きかねない。」
 これヒドいでしょ。
 完全に脅しにかかって接続水域を軍艦が2時間20分にわたって、自衛隊が「出て行け」言うてるのに、それを無視して挑発を繰り返しているにも関わらず、朝日新聞は「事実関係がわかんないのに不信を募ってはいけない。疑ってはいけない。疑ったら緊張感が増してしまうよー。」と言うてるわけですよね。(百田尚樹)

「危機管理メカニズム構築に向けた日中の協議は今に至るも進んでいない。」
 日本は戦争する気なんかないんですよね。ところが中国がヒドいんですけど、日本は何にも挑発行為をしてないのに、中国が圧倒的にこういう挑発行為をしているのに、まるで日本にも非があるような書き方してるんですよね。二つの国が問題ある書き方してるんですよね。(百田尚樹)

「肝要なのは、危機をあおるのではなく、目の前の危機をどう管理するかだ。」
 つまり他の新聞は「こんなことやめろ」「危ない」「中国やめろ」「これなんとかしろ」と危険を報道するのは当然ですよ。その報道に対して危機をあおるのではなく、「目の前の危機をどう管理するかだ」とワケのわからんこと書いてます。(百田尚樹)

「留学生など市民レベルの交流も、もっと増やしたい。」
 もうアホとちゃいますか。中国は軍隊を持ってきて、接続水域に入って、とてつもない挑発行為をしてんのに、朝日新聞は「留学生など市民レベルの交流も、もっと増やしたい」。こんなことで防げるって言うてるんですよ。(百田尚樹)

「誤解による危機の拡大」
 一番大事なことは一生懸命、対話をして、お互いの意図を理解して、「誤解による危機を防げ」。つまり今回のやつは誤解やって言うてるんですよね。
 これね、どこが誤解してますか?
 中国はまず漁船が入ってきた。海警局の公船が今度入ってきた。
「いずれ軍艦が来るだろう」と言われた。とうとう来ました。
 軍艦がとうとう接続水域にやってきて、もうこれね、段々段々エスカレートしているわけです。
 このエスカレートしていることに対して他の新聞は、「これ、なんとかしろ」「こんなヒドい挑発ない」言うてるのに、朝日新聞だけは「誤解してはいけないよ」。
「事実関係がわからないまま不信が募れば、さらなる緊張を招きかねない。」
 本当のことはわかっているんですよ。接続水域2時間以上いるのわかってるのに。
 もうヒドい新聞。こんなヒドい新聞ありますかね。
 それを朝日新聞は次の日出さないで、48時間経ってやっと、こんだけ書いたんですよ。
 ヒドいとしか言いようがない。
 朝日はもう国民の敵。
 中国の機関紙です。
 中国の利益になることは書いても、日本人の領土を守る、あるいは命を守るということに関しては、全く朝日はそういう姿勢を放棄したとみなされても仕方ないです。
 ホンマにこんなんは地上波で言わなあかんのだけどね。本当はね。
 多くの日本人に知ってもらいたいわ。広めて下さい。(百田尚樹)


※この箇所は百田尚樹を支持するという意向で、百田氏の引用になります。






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