岐阜県側の乗鞍スカイラインが大規模ながけ崩れのため通行止めになって
3年ぶりに今年は開通、久々に訪れました。
乗鞍スカイラインは、1941年に陸軍の軍事目的で建設が始まり、1973年に
有料道路として開通、その後1993年に観光道路として無料化されました。
2003年からは自然保護のため一般車両の乗り入れが規制され、
現在はシャトルバスやタクシーのみが利用可能です。
駐車場、畳平から下にお花畑、左が富士見岳(2817m)。
高山市街で気温35度越えであったのが畳平は13度。
お花畑。一方通行で回廊を一周。
過去に比しこの高度でも今年の夏の暑さのため終わった花が多く、お花畑とは
呼べず。
イワキキョウ(岩桔梗)
チングルマ
アキノキリンソウ
イワツメクサ
ヨツバシオガマ
一番多く見れたトウヤクリンドウ。
ナナカマド
お花畑から登ると畳平の水源でもある不消ケ池(きえずがいけ)。
かってはいつも水面の半分が雪渓に覆われ、湖面も目を見張るような
コバルトブルーの美しさでしたがこちらも暑さの影響で残雪はなく、
寂しい景色。
少し先へ進むと剣が峰や残雪が一望できます。
かっては一面雪に覆われて大勢の夏スキーヤーで賑わっていましたが
5,6人でした。
左から乗鞍剣が峰(3026m)、蚕玉岳(こだま)、朝日岳。
かって三度山頂まで登りましたが、今回は登りきる体力がありません。
長野県側ドライブウェイと山々。
途中、上方から富士見岳、不消ケ池。
乗鞍を訪れる楽しみがコマクサとの出会いでもありますが、残念ながら
暑さのため終わる寸前でしたし、いつもより花も小さいようでした。
他の植物が無いガレ場に咲く美しい花、「高山植物の女王」と呼ばれます。
池の水面が鶴に見えることから名付けられた「鶴ヶ池」。
雲に包まれるようになり、畳平からバスで下山しました。