二月に入ると咲く菜の花「寒咲花菜」と雪の残る湖西の比良山系を望む対比の
美しさが人気の守山市今浜、なぎさ公園を訪れました。
雪が残った場所もあり。
なぎさ公園を少し南へ進むと琵琶湖大橋。
琵琶湖大橋を西岸へ渡ってすぐ南へ向い、歌川広重、近江八景の一つ、堅田(かたた)の
落雁で有名な大津市堅田の浮御堂を訪れました。10数年ぶりの再訪。
堅田の浮御堂は、びわ湖の最狭部に位置し海門山満月寺と称する禅寺で
京都紫野大徳寺に属する。
長徳年間(995年頃)比叡山恵心僧都が、びわ湖を山上より眺め湖中に建立して
自ら一千体の阿弥陀仏を刻んで「千仏閣」「千体仏堂」と称し湖上通船の安全と
苦しみから衆生の救いを願ったと伝わる。
観音堂には国重文の聖観音像などが安置されています。
浮御堂。歴史を感ずる松の木が迎えてくれます。
浮御堂の廊下を廻るとすぐ目の前に琵琶湖大橋。
目の前の海中の石碑は高浜虚子の句碑 「湖もこの辺にして鳥渡る」。
先回は読めましたが汚れが進んで読めず。
1952年「堅田ホトトギスの会」により建立。
一度レジャーボートに壊されて再建されたそうです。
湖側が本堂正面。 千体仏の一部がびっしり並んでいます。
現在の浮御堂は1934年(昭和9年)9月21日の室戸台風で倒壊し再建された。
本日当地も雪が舞い、日本中寒気に包まれ、多雪予報が発せられております。
春を待つばかりなのに名神高速や国道は閉鎖され、私共のネット通販のお届けも
何時になりますやら。
当地でも古老が毎年言っていたように、3月に入り東大寺のお水取りが始まると
春が訪れるのでしょうか。