昨年末積雪4,50センチの白川郷を訪れました。富山五箇山も訪れる積りが
観光客の多さ、駐車に時間がかかり、荻町展望台へも通行止めで初登山に
なったことからも時間がかかり、前の晩、120センチの積雪情報があり再訪しました。
田の積雪の上から撮影スポット、三連合掌造り。
10時頃ですが、合掌造りの屋根からはすでに積雪は落ちていて、古来から
雪に耐えてきた先人の知恵を実感するところです。
白川郷を車で訪れる時に駐車場から庄川を渡る「であい橋」。
東海北陸自動車道を五箇山インターで降り、菅沼を訪れます。
展望台から菅沼合掌造り集落。
険しい山あいを流れる庄川のわずかな河岸段丘(かがんだんきゅう)にあり、現在9戸の
合掌造り家屋が残っています。1995年に五箇山相倉、岐阜の白川と共に世界遺産に
登録されました。
今回はじめて五箇山民族館を訪れました。
一階の居間。
梯子階段を登った二階。
加賀藩の流刑地があったようなとんでもない山奥、土地も狭く農作は出来ず、
養蚕と加賀藩の隠れた鉄砲の火薬づくりで生活をつないでいました。
養蚕道具が陳列されています。
五箇山では4月下旬から5月の春蚕(はるご)、7月から10月初旬の初秋蚕(はつご)、
9月までの晩秋蚕(あきご)の三度の養蚕が行われ、蚕から繭を(まゆ)を取って出荷
するまで40日程かかり、雪深い冬を除き、五箇山では養蚕の作業で賑わっていたそうです。
機織り
雪囲いは屋根と同じ萱。
こちらも初めて、塩硝の館を訪れました。
加賀藩の鉄砲に使う黒色火薬には硫黄、塩硝、木炭から作られる。
塩硝はこの地、山で採れる植物、蚕の糞などを、床下で4年程寝かせて造られた。
雪に包まれた土産物屋さん。
庄川が90度曲がって流れ、川床の隆起や堆積物で出来た狭い土地であることが
この後、相倉合掌造り集落へ。