高ボッチ高原から美ケ原高原へ  その2 令和2年10月 | Chajinの 徒然フォトブログ

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「何でも見てやろう」を基本に、健康維持のウォーキングを兼ねて写真を楽しんでいます。 ..............................................   一期一会

         

高ボッチ草原から1時間ほど、美ケ原ビーナスライン、標高1700m、三峰展望台から緑に
包まれた素晴らしい展望、手前は三峰茶屋。



展望台から中央上に美ケ原高原、シンボルのアンテナ塔をかすかに望むことができます。




美ケ原の緑の草原。




シンボルマークの「美しの塔」の地は1951m、「王ケ頭のアンテナ塔」2034m。
霧の発生が多く、遭難もあったため昭和29年に霧鐘を備えた避難所が造られ、昭和59年に
高さ6,6mで改築。




昭和8年まで無人であった美ケ原高原に山本俊一郎が「山本小屋」を建設し、登山道などを
整備しました。





明治に入って美ケ原高原で牛の放牧がおこなわれるようになったそうです。
初夏に松本から運び、10月まで放牧されます。
10年ほど前に松本市の観光課へお尋ねして教えて頂きましたが、これらの牛は全て雌牛で
妊娠、搾乳が出来ない2歳までの牛だそうで、牛小屋はないので雨が降っても風が吹いても
草原で過ごすのだそうです。 







後方は松本市。



美ケ原で有名な鉄平石。美しの塔もこの鉄平石が貼り付けられています。
江戸後期から明治まで、諏訪地方ではこの鉄平石を屋根に使ったそうです。瓦より寒さや雪に強い
ものの、運搬が困難なため広まらなかったようです。





アルプス展望コースは景色の壮大さと、登山道沿いに点々と見られる高山植物に出会えるのが
楽しみです。

ハクサンフウロとウメバチソウ。








今回は(高ボッチ草原でも)ワレモコウは群生があまり見られませんでした。



風が吹きつけるのを避けるような岩陰にひそやかに一株だけ見られるマツムシソウ。
いつもの場所でいつもの花にに出会えるのを楽しみにこのコースを歩きます。



少し離れた王ヶ頭の風が当たらない場所に咲くマツムシソウ。



ヤマハハコの群生






ヤマホタルブクロ


カワラナデシコ











烏帽子岩。



標高2034m、王ケ頂上。 

こちらからも北アルプスの山々は雲の中でした。




御嶽神社。江戸期に入り、御嶽山を目前に望むことが出来ることから、信州の御嶽信仰の中心となり
御嶽神社が作られました。
後方はNHKの中継所修理工事中、右は王ヶ頭ホテルで今では神域としての雰囲気はありません。




王ケ頭のアンテナ群。昭和32年に電電公社とNHKの中継所が造られてから、長野県のラジオ、
TV局の中継所、防災行政無線の基地などが造られています。

私も若い頃これらのようなマイクロウェーブ機器の設計に従事していて懐かしい光景です。








後方は松本平、美ケ原高原に注ぐ光芒。





美しの塔からアルプス展望コース、王ケ頭と、今回は王ヶ鼻まで時間切れで訪れることは出来ません
でしたが、3時間半ほど、涼しい風が吹き渡る中、それほどの高低差もなく景色や花々を楽しみながら
素敵な一時を過ごすことが出来ました。


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