洛西の地蔵院 高雄の神護寺  令和2年1月 | Chajinの 徒然フォトブログ

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「何でも見てやろう」を基本に、健康維持のウォーキングを兼ねて写真を楽しんでいます。 ..............................................   一期一会

         

歳末に訪れた洛西の京都最古の松尾大社(まつのお)の次に苔寺(西芳寺)へ訪れたいところですが
一週間前までに往復はがきで事前予約、拝観料も京都一3000円、団体向けのようで個人では
申し込み辛いところです。 まず近くの鈴虫寺へお邪魔しました。温度管理されて秋にしか鳴かない
鈴虫が3000匹ほど、虫の音を聞きながら30分和尚さんの漫談説教を聞きますが、鈴虫は
写真撮影禁止、境内はかなり狭くカメラを向けたくなるような建物、景色はありませんでした。

すぐ近くの地蔵院へ向かいました。
衣笠山地蔵院といい、臨済宗の寺、貞治6年(1367年)室町管領の細川頼之公が夢窓国師の高弟
宗鏡禅師を招いて伽藍を建立しました。夢窓国師を開山として宗鏡は二世になっています。
頓智で有名な一休宗純(一休は道号、宗純は法号)が養育された寺として知られ、一休は6歳で
安国寺に移り本格的な修行に入りました。







地蔵院は竹の寺としても知られます。









苔の参道の先に地蔵院本堂。



多くの伽藍が建造されましたが、応仁の乱で焼失し江戸時代初期に寺観が整えられましたが
現在の本堂は昭和10年に再建され、本尊の延命安産地蔵菩薩のほか、夢窓国師、宗鏡禅師、
細川頼之公の木造が安置されています。



開福稲荷大明神






方丈



方丈庭園、十六羅漢の庭。




この間に細川護熙元首相が描かれた襖絵があるそうですが公開は期限限定、絵画展や陶器展を
開催されることもあるそうです。






地蔵院の近くから遠くに京都タワー、比叡山を望む。




洛西から初めての高雄山神護寺へ向かいます。
参道手前の駐車場には私以外の人がなく、話好きの管理人さんから神護寺の見所などを
教えて頂きました。



かなりハードな階段が続き覚悟がいります。





平安京造営の最高責任者の和気清麻呂公がこの地に高雄山寺を創建し、後には
河内に建てられた神願寺と合併して神護寺と改められました。
高雄山寺の時代にはっ伝教大師最澄や、中国から帰朝した弘法大師空海が入山、
14年間を過ごし平安仏教の中心的な役割を果たしました。





神護寺に安置されていた弘法大師作の不動明王像は天慶3年(940年)に関東の成田山新勝寺開山の
本尊とされました。現在の不動明王像は平安時代後期に納められたもの。
扁額は七代目市川團十郎の揮毫。



弘法大師の住居であった重文の太子堂。




神護寺の高所からのかわらけ投げがTV等でも紹介され有名ですが、ここのかわらけには願いを
込めるのではなく、自分の不浄を払うためのものだそうです。この日は参詣の人もほどんどなく
授かり所は閉まっていました。







純白の山茶花





昭和10年に建立されたばかりの金堂。一木造りの国宝薬師如来立像や重文日光月光両菩薩像
を拝見、お参りすることが出来ました。






多宝塔



国宝の銅鐘の鐘楼




由緒ある寺院を初めて訪れ、お会いした参詣者は4名ほど。荘厳な雰囲気を味わうことが出来ました。


信じられない程静かな京都を楽しませて頂きました。


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