岐阜の朝は雲ひとつない青空でした。高い山の紅葉はまだ早いようですので、曇り時々晴れ
の天気予報でしたが、たびたび訪れる美ヶ原へ出かけました。
草原の草は少しずつ枯れ始めていました。快晴とは言えないものの爽やかな気候、紅葉を
楽しむには早いこともあり、駐車場はガラガラでした。
アルプス展望コースから王ヶ鼻、王ヶ頭を巡って美ヶ原牧場を帰る、素晴らしい景色と高原の
花々を楽しめる3時間ほどのハイキングコースです。
2000mほどの高地ですがきつい登りはほとんどありません。登山と言うより、まさに
ハイキングです。

歩き始めてすぐ、ちょうど牧場の牛を里へ下ろす作業に出会いました。

ホルスタインと言えば大きな乳房で知られます。 係の方に伺いましたら、まだ妊娠、搾乳ができない
2歳までの若牛を山の牧場に上げるのだそうです。
どの牛もトラックに乗るのを嫌がって、ひっぱったり押したり、たいへんな作業です。


美ヶ原の放牧の歴史は古く、平安時代末期に馬の放牧に利用されていたとの記録があるそうです。
現在、約400ヘクタールの広大なエリアに350~400頭の牛が、春から秋にかけ放牧されます。
古来から人の手が入り、牛が歩き、草を食べることにより美ヶ原の草原景観が保たれています。

美ヶ原のシンボルマーク、美しの塔。
美ヶ原は濃霧になることが多く、遭難が多発しました 。その対策の一つとして霧鐘を備えた避難塔が 1954年(昭和29年)の秋に高原の中央部に設置され、1983年(昭和58年)に改築されました。

草原の牛はずいぶん少なくなっていました。

美ケ原の最高地に建つ王ヶ頭ホテルと電波塔群。

アルプス展望コースに進みますと、雄大な景色と鉄平石の岩肌が目に入ります。


美ヶ原で有名な安山岩の鉄平石です。
切り出して諏訪地方の屋根瓦に使われたりしましたが、今では内外装に使われるようです。
美しの塔にも鉄平石が貼り付けられています。

コース沿いの草花も秋に入って終わりに近づいてずいぶん少なくなっていました。
ワレモコウ
ハクサンフウロ 群生はなく可憐に咲いています。

美ヶ原でもっとも有名なマツムシソウ。この淡い紫色の美しさはなんとも言えません。
高原美術館近くでは群生しているようですが、コース沿いの岩の間や草むらにひっそり咲くのを
探すのが楽しみです。
マツムシソウも終わりに近づいています。


ママハハコ コース沿いにふんだんに咲いています。


いつも楽しむ花々は終わりを迎えかけていましたが、壮大な景色を楽しみながら先へ進みます。

さらにアルプス展望コースを絶景地、王ヶ鼻へ向かいます。

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