日本中貧しかった子供時代、正月にはおいしいものが食べられ、
洋服や下着を新調してもらい、元旦にも小学校へ登校して
「年の始めの 例(ためし)とて終(おわり)なき世の めでたさを
松竹(まつたけ)たてて 門 ごとに祝(いお)う今日こそ 楽しけれ.」、
同じ小学校の教員だった父のピアノの伴奏で全校生徒が歌い、
紅白まんじゅうをもらって帰るのが正月のうれしさ、たのしさでした。
年を経る毎に年末気分、正月を迎える気分がすっかり薄れてしまい
ました。
家庭でおせち料理を作ってもらい、家毎の母親のおせちの味があった
ものです。
昭和50年中頃からダイエー、ジャスコなどショッピングセンターが
全国にくまなく造られ、おせちが大量に販売されるようになり、その内
正月営業まで競って行うようになったのが正月を無くした元凶であると
思っています。
私どもの店がショッピングセンターに数店出店していた頃でしたので、
私が出店者を代表して、日本人の生活を壊すような深夜営業、正月営業は
止めて欲しいと本社の社長宛直訴したこともありましたが、売り上げ競争
第一の会社の返事は予想されたどおりものでありました。
私の店でも正月の飾りをして頂いてようやく年末、正月を迎える気分に
なれます。
池坊の先生にお願いする万年青(おもと)。
正月、初釜の茶室の床飾り、結び柳。
茶道の友人に店内に毎年飾って頂きます。これほどの長い柳の枝の確保が
年々難しくなるそうです。
青竹の花入れに紅白の椿の花とともに生けこみます。
色紙は地元で名高い日本画家、故上田秋陽氏の凧揚げの図。
すぐ近くの大垣の総鎮守、八幡神社の初詣客で賑わう喫茶は元旦から
営業です。
ショーウインドウの巳飾り。
お歳暮、お年賀に人気の正月茶と土鈴詰め合わせギフト。
正月と言えば代表は鶴絵の抹茶茶碗。
今朝は快晴、伊吹山もくっきり拝めました。 富士山ほどではないにしても
姿が見えると元気をもらえます。 (我が家の屋上から)
皆様どうぞ良い年をお迎え下さいませ。
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