岐阜県山県市富永、三光寺の境内には140余品種9千株の山あじさいが
咲き誇っています。
四百余年の歴史をもつ真言宗の寺院です。
ちょうど私の実家の大桑城址、古城山の裏側にあたり
谷川と山に囲まれた狭い集落のひなびたお寺。
山間に広がる庭の池には鯉が悠然と泳いでいました。
お茶の世界で茶室にはこれらのガクアジサイを好んで使います。
花は野にあるように・・利休の教えです。
ついでに思い出してみますと、利休の茶の湯の基本的な教え、利休七則は
一、茶は服のよきように点て。 (事を行うには、相手の気持ち・状況を考えて)
二、炭は湯の沸くように置き (準備・段取りは、要となるツボを押さえて)
三、花は野にあるように (ものの表現は、本質を知り、より簡潔に)
四、夏は涼しく冬暖かに (もてなしは、相手を想う心で)
五、刻限は早めに (ゆとりは、自らの心掛けによって)
六、降らずとも傘の用意 (備えは、万人の憂いを想定して)
七、相客に心せよ (何事に接するにも、無垢な心で)
以下の写真は甘茶です。
甘茶はお釈迦様の誕生日を祝い、子供の健やかな成長を祈る
4月の仏教行事、花祭りでおなじみです。
今は各地にあじさい寺がありますが、もともとは花祭り、灌仏会に使う甘茶を
自給自足するために境内に植えていたのが、甘茶の代わりに見栄えのよい
あじさいに植え替えていったもの。
子どもの頃近所のお寺へ水筒をもって甘茶を頂きに行ったのがなつかしい思い出です。
私共の茶店では日本中のお寺、老健施設、宗教系の学校などへ甘茶をネット店で
お納めしており、小売りでは日本一の取扱量であると思います。
糖分やカロリーはないのに強い甘みがあり、糖分を取れない方やダイエット目的で使われるお客様も多いようです。
なお、甘茶は花ではなく葉を発酵、乾燥させてつくります。
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