小谷(おだに)城は、長浜市の小谷山(495.1m)にあり、浅井(あざい)家が3代にわたって居城
としました。築城は1524年ごろで、中世三大山城のひとつです。
湖北の大名・浅井長政と織田信長の妹で戦国一の美女といわれたお市の方、
その間に生まれた3人の娘・浅井三姉妹 (茶々、初、江)ゆかりの城です。
城跡からは琵琶湖や湖北の地を一望することができ、戦国時代の戦略上からしても
重要な位置であったと言えましょう。
織田信長との戦いで浅井家が滅んだ後、羽柴(豊臣)秀吉に与えられましたが、
秀吉は今浜(現在の長浜)に城を築いたために、そのまま廃城となってしまいました。
自然の地形を利用して、東西の尾根づたいに各郭が配置され、本丸、大広間跡などから
建物の礎石が出土しました。最頂部の大獄(おおずく)(495m)にも土塁が残っています。
昭和12年(1937)、国の史跡に指定されています。
小谷山
最高部より一段低い尾根に本丸跡があります。
国道365号を琵琶湖に沿って北上すると小谷山がひときわ目立ちますし小谷城跡の
看板があります。通る度に気になっていたところです。
戦国時代、武将たちが傷を癒したと伝えられるふもとの須賀谷(すがたに)温泉へは
何度も訪れていました。。
大河ドラマの影響か平日にも拘わらず大勢の登山者がありました。
本丸跡と長さ85メートル、幅35メートルにも及ぶ大広間跡。
登山口から小一時間を要します。
本丸跡から大広間跡を見下ろす。
本丸の石垣が残っています。
城跡からは伊吹山や琵琶湖に浮かぶ竹生島を望むことができます。
本丸下には馬屋跡があり、枯れることのない小さい池は馬洗い池と呼ばれる。
打ち首をさらしたと言われる首据石も戦国時代らしい。
明治以降に造られたものですが小谷城跡碑と浅井家慰霊碑。
登山口の広場にはおなじみ大河ドラマの記念施設がつくられています。
お茶、茶道具、健康茶、抹茶アイス・グリーンソフト
すいぎょく園