そのとき、講師の方が、
「風の人(移住者)と土の人(もとからの人)がいい具合に混じりあって風土ができる。」
みたいなことをおっしゃっていた。
風の人は、あっちいったりこっちいったりする人って感じなのだろう。
もうすぐ丸4年になる。
地域おこし協力隊の方は、長くても3年で終わりなので、仲良くしてもらっていた人達が、予定通りなら、今年、出ていく。(島に別の形で残られるのかもしれない。知らない。)
昨年、親しくつきあってもらっていた人達も拠点を変えたり、出ていったりした。
風の人は、やっぱり風の人やったんだなぁ、と。
寂しいけれど、一方で、来ている人もいるので、風は、出入り自由な方がいいんだろう。
風通しのいいところに風の人はやって来るんだろう。
出ていっても、ふらっと遊びに来てるし、戻ってきた人もいるし。
土の人達の懐の深さを感じるなぁ。
「庭火」ができたから、ふらっと来やすくなってるし。
私は、社宅→新興住宅地育ちのため、土の人にはなれない。
なる場所がない。
だから、風の人なんだろう。
フラフラ好きな場所で生きることが好きだ。
息子達は、土の人を選ぶこともできるんだろう。
親がどこかに行っちゃってても、島に帰ってこれば、知っている信頼できる大人がいる。
息子達が大崎上島で大きくなったことは、土の場所がない私達(夫も新興住宅育ち)ができる最大のプレゼントだと思ってる。
どこで生きるかは自分が決める。
自分で生きる場所を決められる平和な時代が続きますように。
No.1384