風の人と土の人 | かずえ☆since2016.4 大崎上島、親子で移住、古民家暮らし。

かずえ☆since2016.4 大崎上島、親子で移住、古民家暮らし。

平成28年3月に19年勤めた小学校の先生を辞め、広島の大崎上島に家族で移住しました。
子どもは、8才と7才の男の子です。子ども達はずいぶん大きくなりました。

そんな我が家の子ども達の成長や、私の気づきを記録していきます。

ここに来てすぐくらいの頃に、古民家まるっとセミナーを受けた。(ネーミングは、たぶん違ったと思うけど、こんな主旨のワークショップ)


そのとき、講師の方が、
「風の人(移住者)と土の人(もとからの人)がいい具合に混じりあって風土ができる。」
みたいなことをおっしゃっていた。


風の人は、あっちいったりこっちいったりする人って感じなのだろう。


もうすぐ丸4年になる。


地域おこし協力隊の方は、長くても3年で終わりなので、仲良くしてもらっていた人達が、予定通りなら、今年、出ていく。(島に別の形で残られるのかもしれない。知らない。)


昨年、親しくつきあってもらっていた人達も拠点を変えたり、出ていったりした。


風の人は、やっぱり風の人やったんだなぁ、と。


寂しいけれど、一方で、来ている人もいるので、風は、出入り自由な方がいいんだろう。
風通しのいいところに風の人はやって来るんだろう。


出ていっても、ふらっと遊びに来てるし、戻ってきた人もいるし。


土の人達の懐の深さを感じるなぁ。
「庭火」ができたから、ふらっと来やすくなってるし。


私は、社宅→新興住宅地育ちのため、土の人にはなれない。
なる場所がない。


だから、風の人なんだろう。
フラフラ好きな場所で生きることが好きだ。


息子達は、土の人を選ぶこともできるんだろう。
親がどこかに行っちゃってても、島に帰ってこれば、知っている信頼できる大人がいる。
息子達が大崎上島で大きくなったことは、土の場所がない私達(夫も新興住宅育ち)ができる最大のプレゼントだと思ってる。


どこで生きるかは自分が決める。
自分で生きる場所を決められる平和な時代が続きますように。


No.1384