こういう日に限って先生のチェックもはいっていなかったらしい。
「どうしよう。」
というので、
「友達に電話して教えてもらうことはできるよ。」
「学校に電話して教えてもらうこともできるよ。」
と、ふたつの方法を教えた。
電話のかけ方も教えてあげるよ、という言葉も添えて。
でも、電話をするのは長男恥ずかしいらしい。
躊躇して、書いてあったことと、先生がおっしゃっていたことを思いだそうと必死。
でも、それが本当にあっているかどうか気になるらしい。
私が友達のお母さんに聞いてあげるのは簡単。
でも、宿題を写し忘れたのは、長男の問題なので、それだけはしない。
ずっと見守る。
間違っていたとしたら、そこから先生とのやりとりがうまれるはずだし。
親も我慢。
結局、今回は、記憶を頼りに学校に行くらしい。
ずいぶん機嫌が悪かったので、まわりに当たり散らさんといて、とだけは注意した。
学校に行ってみて、また、何か感じるところがあるだろう。
学校は、安全に失敗を経験できるところ。
家庭もまた、しかり。
子どもの失敗やら葛藤やらを親が前もって取り去ることはしたくない。
たぶん、この葛藤、真面目な長男だから、うまれたことで、次男だったら、
「忘れちゃったぁ。電話? するするぅ。」
くらいの軽いノリだろうと思われる。
あるいは、しなくても平気?
「宿題写し忘れたから、明日、学校に行きたくない。」
みたいなことを言って、親を動かそうとする子もいそう。
その子その子の出し方は違うだろうから、親も返し方を考えなきゃいけない。
基本は、次に同じ事態に出会った時に、その子のとる行動の選択肢が増えること。
この場合、長男は、次に似た場面に遭遇したら電話をする、ということができるかもしれない。もしくは、ものすごくちゃんと連絡帳を写すようになるかもしれない。
「困ったときには、助けを求めたらいいんよ。」
ということだけは伝え続けているけど、それをするのは、ものすごく大変なことも知っている。
だからこそ、見守る。
一回だけだよ、次は自分でするんだよ、と、一回だけやってあげるという選択肢も、お子さんによってはありかもしれない。
どれが正解というのはなく、その時その時考えながら感じながらしていく作業。
だから、子育ては面白い(*^^*)
No.824
たまには、海の方ではなく、山の方を向いて撮ってみました。
紅葉が綺麗でした。
先日の強風により、ほぼ散ってしまいました。