自分のモヤモヤと向き合う。 | かずえ☆since2016.4 大崎上島、親子で移住、古民家暮らし。

かずえ☆since2016.4 大崎上島、親子で移住、古民家暮らし。

平成28年3月に19年勤めた小学校の先生を辞め、広島の大崎上島に家族で移住しました。
子どもは、8才と7才の男の子です。子ども達はずいぶん大きくなりました。

そんな我が家の子ども達の成長や、私の気づきを記録していきます。

先日、
「おばちゃんのみかん、今年も売ってくれんの?」
という依頼があったので、遠方の知人にご案内を出しておりました。


朝市でレモンも買えるので、それをおつけすることもできますよ、と、添えて。


そうすると、レモンをたくさん送ってほしいというご依頼が。
今回は、お送りしたのですが、私の中で、モヤモヤモヤ。


みかんだけじゃなくて、ちょっとはレモンも入っていたらうれしいんじゃない?というサービスのような気持ちだったのが、私に言ったら安い国産レモンが買えてしまうってことになってしまうのではないか…。


私の心の中の葛藤はこんな感じ。

みかんメインにレモンを少しおつけするために朝市で買う。
→OK。
(大崎上島のレモンの美味しさを知ってもらうことができる。)

朝市のレモンを大量に買って送る仲買人になる。
→アウト。
(外に売っていこうとする方々の邪魔になってしまう。)

そして、そんな要求に答え続けたとしたら、箱が変わったり、手間が増えたりで、とてもじゃないけど続けられない。
(私のいただいている手数料と仕事量が私の中でうまくいっていない事態になる。)


やってみて、これは、今後受け入れたらダメだと気づきました。
レモンをたくさん買いたい方は、レモンをたくさん売っているところに繋いだらいいんだと気がつきました。
(最後にご案内しております。)


そもそもは、昨年、みかんの整理をしておられるおばちゃんに、
「そのみかんどうするの?」
と聞いたら、
「採っておいても時期が過ぎて残ってしまったみかんは畑に返すよぉ。」
とおっしゃったのがもったいなくて、募ったのが始まり。


農薬を使って防除していないと、日持ちが悪いし、見た目も悪いし…。
(味は美味しいです。)
そんなみかんがほしい方が都会にはいらっしゃる。
農薬を使っていないことを価値と思ってくださる方がいらっしゃる。
(最近は、農家さんたちが農薬を使う時期などをすごく丁寧に意識してくださっているのも知っているから私自身は農薬を使っていても使っていなくてもOKなのですが。)


ということで、おばちゃんは無駄にならなくて嬉しい上に少し売上があるし、都会の人は見た目は悪いが甘くて美味しい産直のみかんが食べられるし、私は少しおこづかいになる上に買ってくださった方と連絡がとれてつながることができるし、と、三方よしの関係ができあがりました。


今回は、一度にたくさんの方に買っていただいたのでスーパーの適当な箱に入れるのが手間になって箱を買ったため、次回から箱代をプラスさせてもらわないといけない事態になったのですが(^_^;)
(おばちゃんは、地域のお世話をいろいろされているので、結構忙しい。)
やってみてわかるいろんなこと。


一度に請け負った方が、一気に仕事が片付くので、だいぶ忙しくなってきた私としてもありがたかったです。
昨日は、とっても忙しかったですが(*^^*)


できないことはできないと言うことの大切さも分かったし。
それでお客さんを逃したとしてもそれはそれと思ったらいいんじゃないかな、と。


みかんに関しては、島の方々の季節の便りを代わりにお届けしているくらいの気持ちでちょうどいい。
おっきかったりちっちゃかったり、皮が汚れていたりする方がみかんが一つ一つ主張している気がして、私は逆にいとおしい。
そんなふうに感じていただける方と繋がっていけたらいい。


そんなふうに思いました。


たくさん大崎上島のレモンが御入り用の方は、こちらへ。
めぐりわさんの通販サイト。

今年もやっておられるようです。


みんながハッピーになれる暮らしを願って(*^^*)


No.820



みかん箱に詰めて送ったら、業者さんになった気分で楽しかったです。
レモンを入れても、みかんは指定された重さ入りました。