不便な暮らしの中で体得できる見守る力。 | かずえ☆since2016.4 大崎上島、親子で移住、古民家暮らし。

かずえ☆since2016.4 大崎上島、親子で移住、古民家暮らし。

平成28年3月に19年勤めた小学校の先生を辞め、広島の大崎上島に家族で移住しました。
子どもは、8才と7才の男の子です。子ども達はずいぶん大きくなりました。

そんな我が家の子ども達の成長や、私の気づきを記録していきます。

島暮らしをするにあたって、私が一番不安だったのが病院でした。


耳鼻咽喉科、眼科、皮膚科、産婦人科は、外に行かないとありません。
耳鼻咽喉科は、月に1回か2回? 皮膚科は月に1回、島外から先生が来てくださいます。


うちは、子どもたちがある程度大きくなってから来たのですが、ここで産んで、育てておられる方もたくさんおられます。
小さいときに、病院に直ぐに連れていけない環境って不安じゃないのかな、と、思っていました。


というのも、私は、何かあったらすぐに子どもたちを病院に連れていっていました。
何度かは、夜に日赤に連れていっていますし。
仕事する上で悪化させたら困るってのもあったと思います。
でも、育休中も、直ぐに連れていっていたので、そんなわけでもなさそう(^_^;)


昨日、ママ友さんたちと話していて、熱が高くても、とりあえず、朝まで待っていたと聞いて、とりあえず病院って感じだった私とずいぶん違うな、と、思いました。


余裕があると言うか、見守る力があるというか。


先日、長男が少し不調だったのですが、診察してもらう科がなかったのと、それ以外は元気だというので、様子をみることにしました。
すると、すぐに治りました。


都市部で生活していると、コンビニは、すぐ近くにあるし、スーパーも24時間開いているところがあるし、病院も夜間診療してくださるところがあります。


その場その場で困ったことを解決できます。


そのかわりに、待てなくなっているのでは、と、思いました。


島暮らしは、不便だけれど、その中で生きることによって、「待つ」、とか、「見守る」、とか、「備える」、とか、大切なことを自然に体得しておられるんだなぁ、と、思いました。


待つ力って、子を育てる上では必須の力ですもんね。


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