女子高校生たちから現場の声を聞かせてもらって楽しかった。 | かずえ☆since2016.4 大崎上島、親子で移住、古民家暮らし。

かずえ☆since2016.4 大崎上島、親子で移住、古民家暮らし。

平成28年3月に19年勤めた小学校の先生を辞め、広島の大崎上島に家族で移住しました。
子どもは、8才と7才の男の子です。子ども達はずいぶん大きくなりました。

そんな我が家の子ども達の成長や、私の気づきを記録していきます。

昨日は、向山海の家で、大崎海星高校の子が、夏休みの報告会をする、とのことで台風がそれたこともあり、行ってきました。



よく分からないまま、これは絶対に行った方がいいという直感で行ってきました。

後で、詳しく聞いてみると、

公営塾の先生が、
「彼女がプレゼンをしたい。」
というので、場を設けた、ということだったらしいです。


「報告会」
って、書いてあったから、何人かの子が発表するんだと思っていたら、その「プレゼンしたい」
って子、一人のために開いた報告会でした。


だから、写真のように、たくさんの人が集まってくれたことに、プレゼンの彼女も、公営塾の先生もびっくりしていたみたいでした。


でも、そこは、公営塾の先生。


集まった人にも自己紹介してもらって、どこから来て、どんなことをしているのか、それぞれが話していきました。


島の商工会の青年部の方々やその家族、台風で予定のなくなった移住者友達、しましまコーヒーの常連さん、魅力化プロジェクトのコーディネーター(青年)、海星高校の女子コーセーたち…。
そして、島の外からも教育に関わる青年が何人か来られていました。
(これは、高校魅力化プロジェクトのコーディネーターのつながりの人)


公営塾の先生が、彼女のプレゼンが終わって、質問タイムが終わった後、そこで集まってくれた人の輪に高校生たちが入って、地域の人たちと話す場を作ってくれました。


私は、
「私、人見知りだし、そんなん絶対に無理。」
って、言っている子達に、あれこれ話しかけて、いろいろ教えてもらいました。
海星高校の子とゆっくり話したことなかったので、すっごく楽しかったです。


大崎上島学を受けている子どもたちの側の話やら、全国公募してやってきている生徒さんたちが来てどんな感じか、などなどあれこれ聞きました。


人見知りって言っていた子も、なんだかんだと聞いているうちに、自分の意見を話してくれて、
「そういう声がだいじで、そういう声をちゃんと届けてほしいわぁ。」
と言うと、
「話す場がない。」
と、返されてしまいました。


島全体で取り組んでいる大崎上島学のフィードバック、受けてる側の声って、面白かったです。
さすが高校生。ちゃんと自分の言葉持ってるって、思いました。


一番「そうだよねぇ。」と思ったのが、
「島のPRって言われても、自分にはあたりまえ過ぎて実感がない。だから、PRって言われても困るんだ。自分は便利な都会に憧れる。大崎上島の良さを書け、と言われたら自然って書いてはいるんですけど…」

これ、島の人からもよく聞きます。
あたりまえすぎて分からないって。
だから、ここにわざわざやってくる人たちから聞くことが新鮮だと。


こういう率直な声っていいなぁと思いました。


私も、日本を出て暮らしてみて、日本の良さを実感しましたからね。


また、全国公募でやってきている子もいたので、なんで受けようと思ったのかということなど、こっちもいろいろ教えてもらいました。
よそからこっちに来てみようって思うだけあって、人馴れしておられて、面白かったです。


留学生たちが島の子たちにとってよい刺激になっていることは間違いないようで、それが伝わってきたのも嬉しかったです。


プレゼンの方は、やろうと思った一歩を「すごい。」と、伝えた後、フィードバックをしました。
そして、最後に、
「次、また期待しているね。」
と。


自分が初めてプレゼンの練習を見てもらったときに、
「で、あなたは、これを見せて、子どもたちに何を伝えたいの?」
と撃沈したことなんかも話しました。


どの経験が何に生きるか分からないので、なんでもやってみとくことだなぁ、と、思いましたよ。
自分がプレゼンのフィードバックするなんて、思ってもみませんでした。


長くなってしまいましたが、ほんとにほんとに楽しい時間で、このイベントを仕組んでくれた公営塾の先生、ありがとーっていう気持ちでいっぱいです。


島外からやってきた青年ともお話できましたしね。


こうして新たなつながりが生まれていく大崎上島、素敵(#^.^#)


それでは今日は、このへんで。
長文お読みいただき、ありがとうございました(*^^*)

No. 782