「もう、中を一通り見たの?」
と、声をかけました。
まだ、というので、二人でパラパラパラ。
知っているお話がたくさんあったみたいでご機嫌でした。
教科書が配られた時や、入る前に、1度、最初から最後までパラパラっとめくっておくと、どんな勉強をするのか見通しがたちます。
好きな教科だけでも。
学校で教える前に、私は、一通りめくるようにしていますが、学校では、そこにたくさんの時間をかけることができません。
好きなところが見つかって熟読したくても時間がゆるしません。
(休み時間にしてね、っと声をかけます。)
教科書って、本当によくできています。
こんな、本の紹介のページもあります。
教科書に載っているお話の同じ作者さんの本が紹介されていることも多いです。
学校でも紹介はしますが、一人ひとりが手にとって読む時間はありません。
興味を広げるために載せているのでしょうし、興味を広げるために紹介します。
が、実際に手に取るのは子ども。
低学年の間は、親御さんが一緒に図書館で探す、そして、一緒に読む、ってことをしてみると楽しいと思います。
昨日は、長男と二人で、
「どのお話知ってるの?」
と、盛り上がりました。
そして、学校になさそうな本は、図書館で探してみようかという話になりました。
国語の教科書は、本当によくできていて、作文教材は、少しずつグレードアップしていっているのがよくわかります。
作文が苦手な子は、教科書を遡ってやるといいと思います。
ですので、国語の教科書だけは、学年が上がってもお子さんが手に取れるところに置いておくといいと思います。
後ろの付録のようなところもいいですし、新出漢字も使い勝手がいいです。
1年生を初めて教えた時に、こうやって書けるように教えるんだ、と、一人で納得したことを覚えています。
(だから、先生は、早く1年生を担任した方がいいと思うし、担任しなくても1年生の教科書は、見るべき。)
図工の教科書も、夏休みの絵の参考になるかも。
全ての子どもに無償で与えられる教科書。
たくさんの方の知恵と思いが詰まっています。
子どもさんと一緒にパラパラしてみて使えそうなとこ、楽しそうなとこ、有効活用してみてはいかがでしょうか。
No. 755