自分の中の良妻賢母像をぶっこわそう。 | かずえ☆since2016.4 大崎上島、親子で移住、古民家暮らし。

かずえ☆since2016.4 大崎上島、親子で移住、古民家暮らし。

平成28年3月に19年勤めた小学校の先生を辞め、広島の大崎上島に家族で移住しました。
子どもは、8才と7才の男の子です。子ども達はずいぶん大きくなりました。

そんな我が家の子ども達の成長や、私の気づきを記録していきます。

http://logmi.jp/201259

AERAの女性編集者の意見を読みました。
「復職した女性はみんな疲れてる」っていうやつ。


夫婦って、何なんだろう。


妻が働きたい場合、全て、妻が頑張らねばならないんだろうか。


うちは、夫が、私が復職する前に時短勤務を選択した。(3年前の話)

夫の申し出があるまで、両実家の母の支援と公的機関でやりくりして育てるシミュレーションを何度もしていた。
でも、それは、ものすごく大変なことだと思っていた。でも、母親がそうするのはあたりまえだという感覚が私の中にあり、夫が全面的に子育てをする選択肢があることなど、想像もしていなかった。


そんな中で、夫が
「とれるほうがとったらいいんちゃう。」
と、時短勤務を選択してくれた。


2年間、そのような状態で過ごし、昨年、島に移住するに伴い、私の方が、子どもとじっくり関わりたいということで、週に3日程度働く生活をしている。


振り返ってみても、夫がメインで子育てをする期間があったことはよかったと思う。
というのは、やってみないと分からないことが多いし、母の方は、メインでやっていなかったとしても、子育てに関心があり、参加していたからだ。
夫婦で育てているという感覚があった。


私自身、母である私が頑張らねば、という思い込みから少しずつ解放されていった。


今も、私が家にいることは多いが、家事を全て私がしているわけではない。
私自身も、家事育児だけでなく、本業であった先生の仕事から派生して、子育てについてブログを書いたり、新たな挑戦をしたりしている。


仕事を辞めたことで見えてきた世界と向かい合えている。


私の中にも、
「可愛い女の人ってこういう感じ」
という、なんか、夫に尽くす妻ってのがいいイメージもある。
だけど、自分の人生をちゃんと生きることを考えると、夫にも自立してもらった方がいいし、子どもにも自立してもらった方がいい。


それには、手間と忍耐がいります。


でも、ずっと尽くし続けて自分の人生を終えるのは、私は嫌だ。


それが、自分の中の良妻賢母のイメージと自分の折り合いのつけかた。


そして、うちの夫が良妻賢母を求めていないのもありがたい。
でも、ほんとに、ここまでくるのは、手間と忍耐とコミニュケーションがいったと思う。


夫は、伝えないと知らないから。

たぶん、妻がものすごくがんばって尽くしていたとしても、あんまり分かっていない気がする。


伝え方が難しいからあきらめがちなんだろうな。

No. 648