どの学年を担任させていただいても、子ども達には、
「私は、伝えることしかできない。やると決めてやるのは自分だよ。自分で自分を作るんだよ。」
なんて言葉をかけさせていただいていますが、一番響く時期だと思っています。
で、そのやる気は、今後、生きる力に必ず繋がると信じています。
今年も、
「先生、今年に入って自分から鉄棒始めたんです。」
やら、
「早朝に起き出して、なわとびに取り組んでいるんですよ。」
やら、
「県名全部覚え切って、びっくりしました。」
など、保護者がびっくりすることが出てきているようです。
何でもいいから、努力を必要とすることをやりきる力。あきらめない心。
幼い頃からそういう思考の子もたくさんおられますが、まわりが見えるようになってきたり、考える力が備わってきたりして、自我が芽生えるお子さんがたくさんおられます。
誰かが評価してくれるからだけではなくて、自分でやろうと決める力って生きていく上で重要だと思っています。
そういう嬉しい変化を教えていただくと、とても嬉しい気持ちになります。
また、個別懇談は、大切なお子さんを預からせていただいているんだということを実感させていただく場でもあります。
悪い点の答案は見せていなかったり、都合の悪いことは小さめに報告していたり、自分の都合のいいように報告して何のこと言われているのか後で考えてみないと分からなかったりする場面もありますが(^^;;
(今回は、エピソードの部分で何をおっしゃっているんだろうと思ったのですが、本筋と保護者さんが問題と思っていたことは理解できたので、一応対応できましたが、エピソードが繋がった時に、そう子どもが言ってると、私が悪いわなぁって思いましたよ。ホントにもう…。何のことか後で考えて分かったことは別に改めてお伝えするほどのことではなかったのでまあ、いっかって感じなのですが)
まあ、それは、子どもなので。
こちらは、そういうこともあろうかと、テストの答案をコピーしたり、宿題チェックしておいた物を見せたり(もちろん見せるのは、そのお子さんの場所だけ)して、実物を見える化しています(*^^*)
見えないと、保護者さんに実感わかないでしょうからね。
隠していた子の保護者さんは、間違いなく持って帰られます。一緒に復習するなり、しぼられるなりして、そこから学べばいいのでしょう。
私の仕事は、ここまでのお子さんについてお伝えするとこまで。
そこからは、保護者さんにがんばっていただきましょう(*^^*)
学級で子ども達には、おうちの人に自分の都合のいいように伝えていることだけはやめた方がいいことを全体で指導しました。
「信頼されんようになるぞ。」
と。
大人になっても、
「自分は良くてまわりがみんな悪い」
と問題を人のせいにしてしまう人っておられます。
そういう大人になってほしくない。
問題をきちんと見つめることができる人間になっていってほしい。
そういう願いからです。
保護者さんにしてみると、一方のことだけを聞くので、それだけ聞いて憤ってしまうなんてことが起きて、最悪の事態としては、学校に対する不信感ってのになってしまいます。
保護者の立場で読んでくださっている方に言いたいのは、なんかおかしいと感じた時には、その時に学校に連絡してきていただきたいということです。
少し話すと理解していただけることがほとんどです。
個別懇談の場まで持ってくると、不満が溜まっちゃいますからね。
大したことでなければそれで全然構わないのですが。
実際、
「うちの子こんな風に言ってるけど、どうなんですか?」
って連絡いただくことあります。
先生にこんなこと言っていいんやろかって悩むくらいなら、連絡してください。
そして、うちの子は絶対正しいって思わず、都合のいいこと言ってるかもなぁ~、くらいに思っておいていただくとありがたいですね~。
こじれる時は、教師側にも問題があるのだと思いますけれど(^^;;
まあ、いろんなドラマがある個別懇談。
私は、大きなトラブルもなく過ごさせていただいています。
保護者の皆様に感謝です。
読者の皆様も長文読んでくださり、ありがとうございました(*^^*)
No.194