後半は、山に入って、間伐体験。
間伐は、森の中に光を入れるためと、周りの木を育てるため。
光を入れることで、下に植物が育ち、森が豊かになる。
豊かな森は、たくさん水を蓄える。
根っこのはった植物から出た水は、透明なのに驚き。
実際に、ノコギリで木を両側から切り、ロープをみんなで引っ張って倒す。
枝落とし、2メートル50センチごとに切り、皮を剥ぐ。
(研修中なので、あまり写真は撮れず。あたりまえですよね…)
ヒノキのいい香り。
間伐材はこんな丸太に。
この木で、20年以上の年輪でした。
木の中心は、死んでいるのですが、自分で腐らない物質を作っているそうです。
そして、皮を剥いだところが一番生きていて、養分が行き来しているところだそうです。
皮を剥ぐと、ものすごくみずみずしかったです。
その部分が甘いよ、と言われてなめてみましたが、甘くなかったです。
グループリーダーの先生曰く、光合成している面の方が甘いことが多いそうで、子どもたちが体験する時は、チョークで印を付けることもあるらしいです。
自然のものを口に入れてみたのは他にもあって、午前中は、葉っぱを一枚とって揉んで匂いを嗅ぎましたが、午後は口に入れても良い葉っぱを口に含んで酸っぱさを体験しました。
グループのリーダーの先生は、元理科の先生で、早めに退職されて森林インストラクターになられた方。
植物や木の魅力をものすごく楽しそうに話してくださった。
楽しそうに話す方から話をうかがうのは楽しい。
私は、何度目かの4年生なのですが、やまのこは、初体験。
(歴史がまだ浅いのです。)
なので、今回の研修。
行く前は、この暑いのに…なんて思っていたのですが、本当に楽しかった。
体験って大事。
こんなことを研修でさせてもらえる先生って仕事、ええなぁ~と実感(*^^*)
先生が楽しさ知ってたら、子どもに伝えるのにも熱が入りますもんね~(*^^*)
自分がドキドキワクワクした気持ちを大切に、大人って楽しいんだよ~ということを子ども達に見せたい、なんて思って、夏休みはひたすら遊んでいた若い頃の私を思い出しました(*^^*)
当時は土曜日出勤していた分は、長期休暇に取得しなければならないとのことで、大きな顔をして休める日が今よりも多かったのです。
それで、毎年長期旅行。
安宿プラス長期旅行のスタンスは、今も変わっていないですが(^^;;
今回の研修は、ホントに楽しかった。
9月に子ども達は行くのですが、どんな展開で事前、事後の授業をしようかとワクワク(*^^*)
このワクワク感が、私がこの仕事が好きな理由だったんだな、と初心に返らせてもらいました。
学校って何だろうって、この夏結構考えてモヤモヤしていましたが、少し吹っ切れました。
一番だいじなことは、学ぶ喜びを知るところ。
その活動の中で、友だちと気持ちを共有したり、意見を出し合ったりしてつながっていく。
先生は、伝達者。
学ぶことが楽しいってことを、先生が一番感じながら子ども達に伝えていくのがだいじなのかなって思いました。
今は、学習のめあてや振り返りが大切にされていて、何をその時間学んだのか、みたいなことをよくしていますが、一番だいじなことは、楽しいことだな、なんて。
あたりまえなのですが…。
「ねばならない」ことは、いっぱいありますが、その中でも楽しさを忘れないでいたい、そんな気持ちをいっぱい感じられた研修。
長文を読んでいただき、ありがとうございました(*^^*)
No.079