今日は、子どもがトラブルを訴えてきた時に、使える言葉。
「それで、どうしたいの?」
です。
家でも、学校でも、
子どもが何か訴えてきた時は、
とりあえず、最後まで聞きます。
そして、
「あなたは、こう思ったんだね?」
と、私が聞き取った内容で、
ダイジだとその人が感じていると
思われるところについて、
聞き返します。
話の最後に、
「それで、どうしたいの?」
「どうしたらいいと思う?」
と、解決に向かうことを聞きます。
したいことができるように助けます。
学校では、
「先生が、一緒についていくから、
自分で伝えてみ。」
と、促すことが多いです。
自分でを「無理」というこの場合は、
私が伝えることもあります。
伝え終わった後、私が伝えられた子に対して、
「◯◯ちゃん、こう思っているんやって。
伝わった?」
と聞き、伝えられた子の言い分を聞き、
お互いに原因となったことについて謝り、
その件は終わりとなります。
(一方的に相手側が悪かった場合は、謝罪のみになります。)
トラブルを訴えてきた時には、
聞き終わって確認した後、
「それで、どうしたいの?」
の前に、
「自分で何か言ってみた?」
「その結果はどうだった?」
と、聞くことを忘れないようにしています。
自分で何ともならないからきている子、
最初から先生に解決してもらおうと
思って来ている子がいて、それを確認するためです。
そこを把握しておくことは、重要です。
家庭では、下の子がおうちの人に何でもかんでも言いつけにくる場合、
「自分で言ってみた?」
と聞くことダイジだと思います。
自分で何かアクション起こしたけどダメだったし助けて、という子どもになってもらえるように、最初から訴えてきた子には、
「まずできそうなことは?」
と、考えさせることもあります。
訴えにくることで精一杯だと思われる子には、
信頼関係を築くという意味ですぐに助けることもあります。
こうやって書いてみると、基本はあるけれど、
ケースバイケースで対応しているな、
と改めて思います(^^;;
ダイジなことは、本人が思いを伝える力、自分で考える力を育てることです。
ちょっと言えば、大人が解決してしまうのは、
よくないと思います。
学級や家ではできているのに、若い先生に
聞かれた時に、
「こうしたらいいよ。」
と、すぐに答えを教えてしまっていた私。
彼女の考える力を奪っていたことを反省したので、
自戒をこめて、このブログにアップ。
人は、知っていることを教えたい。
人のために動きたい。
でも、一歩ひいて、その人が次に自分で何とかできるようにするには自分がどういう立ち位置をとるか、ということを考えることが大切。
ま、ぼちぼちいこかの精神で(*^^*)
No.021