波崎新港と銚子外港でアジング | ミンバのロドビフ記録

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本当は仕事したほうが良い、だけどストレスが溜まっていたので新作ロッドを使いに久しぶりに銚子方面へ行ってきました。

夜8時に家を出て約2時間。まず向かったのは波崎新港。

 

外灯で照らされている内湾側のスポットが空いていたのでそこで釣り開始。

外海側の方でしかこれまで釣ったことはなかったけども、そちら側は真っ暗なのでいつもアジは果たして釣れるのか、、、と不安に思いながらの、文字通り暗闇の中で手探りの釣りになるので正直あまり好きではありません。

外灯があれば、魚も集まるだろうしと期待できるのと水の中の様子も見えるので、幾分、気持ち的に楽です。

 

早速、新作のアジングロッド兼、エリアトラウトロッドでの初釣行。

この日は以前作成した同じAJX5917を使ったアジングロッドも持ってきて2本での使用感の比較を行いました。

 

こうやって見ると、ハンドルから出てくるブランクの太さがぜんぜん違う。。。

 

さてジグヘッド1gをつけて新しいロッドを投げてみますが、どうも気持ちよく投げられない。。。

いつものアジングロッドの感覚で鋭くテイクバックして、ロッドの反発を利かせて、シュピッ!!と音をたてるように投げると、ティップが曲がりすぎてしまい、グニャグニャ。さらに投げきったあとに竿をビシッと止めると今までのアジングロッドだとビタッと止まってくれますが、このカーボンソリッドの竿ではカーボンソリッド部分が大きくお辞儀をしてしまい、明らかにラインの放出の抵抗になるようなティップの動きをします。。。

 

色々と投げ方を試行錯誤してみましたが、どうも気持ちよく投げれる方法が不明瞭。一つの理由は思いっきり向かい風だということ。。。

どんなにキレイに投げたつもりでも、PEラインが風で煽られて大きくふけるので、気持ちよさがない。。。結果、正しく投げられているのかの判断も微妙。。。

 

そして肝心の釣果ですが全くの空振り。左右にはサビキ釣りをしている家族と、ブッコミ釣りの人。後者は投げ込んでから車の中で待機。

家族連れはワチャワチャとお父さんがお子さんの世話をしながらやってます。ですがどちらもノーフィッシュ。

水の中を覗き込んでも何もいない。クリア過ぎる。1時間ほど粘りましたが、そういうわけで銚子外港に移動することに。風向き的にも後ろから受ける形になるはずなので、投げやすくもなるだろうと。

 

いつもの漁協横のところへ。周りには餌釣りの人たちが5人ほど。湾内の様子はというと、あたり一面魚だらけ。カマスの10cmくらいのやつが足元にいて、時折、セイゴ?かな?サイズ感的にそんな形とシェイプの10匹ぐらいの群れが回遊。そして魚岸から10m付近から後ろはおそらくコノシロか、ボラのちっちゃいやつの群れがあたり一面。波崎よりかはやる気が出る感じでした。

 

風を背に受けて、投げるとさっきよりは気持ちよく投げれる。やはり鋭くテイクバックしても良いことないのでスロー目に竿の曲がりをかんじながら投げると、大きくティップがお辞儀することもなく気持ちよく飛んでいく感じを掴むことが出来ました。力むと駄目だということ。。。

 

感度は超良好。1gのジグヘッドの操作感、ときおりぶつかってくる魚の振動もクリアに伝え全く問題なし。ただ合わせが効かない。。。

おそらくぶつかっただけでバイトではないけども、コン!っと来たタイミングで何度も合わせの動作をしてみましたが、ティップがグニャンって感じになって暖簾に腕押しな状態。そもそもジグ単でただストレート系のワームを引いてるだけなのに、少し沈めてからただ巻きするだけでティップがなだらかに曲がってしまうほどの繊細さ。竿先50cmのソリッドの柔らかさを舐めていました。。。

 

そしてその後に使用感の比較として以前から使っているチタンティップのアジングロッドに持ち変えると、持った瞬間に超違和感。グリップの剛性感が半端ない。投げるまでもなく、手元に伝わる圧倒的な硬さ、鉄の棒かと思うほど。普段使っているときはそこまで硬さを意識していませんでしたが、めちゃくちゃ硬い竿であることを認識しました。

 

そしてそれをフルにしならせるために、思いっきり手首のスナップを効かせてビュッ!!!とスイングすると、なんて気持ちよく振り切れることでしょう。。。竿を止めたところで、ビタッっととまり、ラインがシューっとキレイに抜けていく感じ。個人的にはこの使用感のほうが圧倒的に好きです。でも、手首への負担は明らかに大きい(笑) 過去、腱鞘炎に何度かなりましたが、もしかしてこれが原因か。。。?

 

そしてこのアジングロッドを使った後に、また新作に切り替えるとまたしてもその華奢さにびっくり。X5915のアジングロッドももっていますが、あれもAJX5917よりは遥かに柔らかい竿だけども、それよりもさらに柔らかく、フルスイングを躊躇するほど。

 

今まで作ってきたアジングロッドの中で一番特徴的な使用感になりました。あとはこれで魚とのやり取りをした時にどうなることやら、、、、タチウオの引き抜きはちょっと厳しそうだな、。。。25cm以下のアジしか対応できなさそうな不安があります(笑)

 

で、使ってみて気付いた1つの失敗点。。。リールシートとガイドのセンターがビミョーにズレていること。。。

何度も確認しながらガイドを付けたつもりでしたが、リールをお尻側から見て、ガイド全体がわずかに時計回り方向に数度ほどズレていました。。。実用上は全く問題ないのですが、自分の体感で考える竿の構え方に対して、ガイドがより傾いているので視覚的に違和感があり、ちょっと気になるな、、、と言う感じです。目を瞑れば問題ないのですが、、、(笑)

 

そんなこんなで夜中の2時まで粘りましたが、銚子港でもノーフィッシュ。周りの餌釣り師も1匹も釣れていないので、全く食べる気のない魚の群れだったということです。。。鱗付はお預けです。